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2013年 08月 29日

槍へとつづく山旅③西鎌尾根から槍ヶ岳 2013.8.13(火)~17(土)

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 からの続きです。

幸いなことに雨に降られずに朝を迎えました。この日も3時起床、そして静かにテントを撤収して4時過ぎに槍ヶ岳を目指して出発しました。



真っ暗な中、ヘッドランプの明かりを頼りに、まずはCT45分の樅沢岳(2755m)を登り、一旦下って登り返す。だんだんと少ずつ明るくなってくると進む先に槍さまがボーっと見えてきました。
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[4:40]わぁ~~~雲が流れていて綺麗だ~~!この朝の静かな、そして荘厳な時間を味わう私たち。
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雲は右から左へと谷を登り峰を越えて滝のように流れていきます。ホントだったら立ち止まって三脚立てて(持って行ってないけど!)この様子を撮りたかったけど、そう立ち止まってばかりはいられないのが残念。
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[5:00]滝雲は左側の谷へと流れていきました。とーっても素敵な時間、ここにいることが出来たことが嬉しくて、嬉しくて。

今日の槍ヶ岳(山荘)までのCTは5:35 テント装備だし、どれくらいかかるのか検討もつきません。
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それでも、こんな小さな歩みでもだんだん槍に近づいていることが分かる。どんどん大きくなってくる槍ヶ岳。暗くてよく見えなかったトレイルも明るくなると沢山の花で溢れていることが分かります。
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会えるとやっぱり嬉しいエーデルワイス!
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樅沢岳から先も小さなアップダウンを繰り返しますが、まだひんやりとした朝の空気の中のハイクは快適そのもの。涼しいし、この眺めだもの、嬉しくて足が進みます。

前を歩く相棒が、これなんだろう?と立ち止まりました。
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チングルマの花穂なのだろうけど、ここだけ雪が降ったみたいに真っ白!
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こんなの見たの初めて!周辺のチングルマはいつも見るのと同じなのに、不思議な光景でした。
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どんどん明るくなっていく空。ほんのり頬を染めたような美しい空。
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ここでもコバイケイソウの群落を見ることができました。日本中のコバイケイソウ達は、どうして今年こんなに沢山の花を咲かせたのでしょうか?みんなで相談でもしたのかしら?
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山を始めたばかりの頃の私たちは槍ヶ岳に登るなんて想像もしていなかったし、ついこの間まで岩場なんて怖くてイヤだと思っていたのに、こうやって元気に槍ヶ岳を目指しているという七不思議。人間って変わるんだなぁ。
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雲の中から朝日が輝きだしました!いい一日になりそうです。
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槍ヶ岳へのトレイルは尾根の左に行ったり、右に行ったり。
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朝露に濡れた花畑の間を通りながら進みます。
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尾根の反対側は空気も冷たくて歩きやすいです。日が当たる斜面はだんだん暑くなってきました^_^;暑いの苦手なんだよ
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時には広い尾根の上を歩いたり・・・変化があって飽きることはありません。
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右手には美しい笠ヶ岳。今ごろtabbiさんはどこを歩いているかな?
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歩いて来たトレイルもとってもカッコイイ!
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あのてっぺんまでどうやって歩いて行くのだろう?
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ちょぴりだけ注意が必要なところもありましたが、鎖が必要なところはそれほどありませんでした。
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一箇所だけ頑張らないといけないところもあったけど、注意して登れば大丈夫。
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さぁ、あと少しで千丈乗越です。7時半に乗越に到着しました。ここでようやく朝ご飯・・・と言っても私は無印のバウムクーヘン、相棒は別のもの。バウムクーヘンは喉を通らないらしくてね^^;

まだそんなに疲れていないのでご飯を食べて、7時45分に出発。槍ヶ岳山荘まではCT 1:50です。頑張らねば!
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ここからは九十九折れにトレイルがついていました。ちょうとここは影になっていて太陽の光が当たらないので涼しくて歩きやすかった!
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振り返ると歩いて来たトレイル・・・よくもこんなに歩いて来たもんだなぁ。

相棒は先のほうをぐんぐん歩いていて、いつの間にか姿が見えなくなる(^^ゞ まぁ、いいや、あと少しだし、自分のペースで歩いたほうがいいもんね。私も黙々と歩きました。
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だんだん近づいてくる槍の穂先に感激。遠くに見えていた槍がもうすぐそこなのですもの。
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[8:55]槍ヶ岳山荘に到着しました。乗越で相棒を探すけどいない・・・ハグしようとおもったのにィ(>_<) 結局5時間弱で双六小屋のテン場から辿り着きました。涼しかったってことが一番大きいかな。

相棒は15分も前に到着してテン場の受付も済ませてテントを張っていました。槍ヶ岳はテントは小屋で決められた場所に張らなければならないし、場所も限られているので相棒は焦っていたみたい。まだこんな時間なのにね。でも、テン場がいっぱいになってしまったら、殺生ヒュッテまで下らないといけないし、それは嫌だよね。

無事にテントも張れたことだし、ビールを飲む前にまだ混んでいない穂先に先に登ってこようと、小屋の前を通りすがった時、みっちゃんがちょうと双六からやってきたところでした。良かった、ここで会えて!

ここでもう一つの出会い。GWの仙丈ケ岳でお会いしたリーダー菊池さんとそのお友だちに再会。声をかけられてホーントビックリしました。またお会いできるとはね。また飲みましょうとお約束してお二人をお別れしました。
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みんなで一緒に穂先に登りましょう。
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[10:15]さーて、とんがりのてっぺんへGO~♪
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急な岩場をよじ登っていきます。テンション上がる3人。
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両手両足、みんな使って登ります。
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一つ目の梯子
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梯子に取り付くわたし。岩より梯子が苦手かも(笑)
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気をつけて~~慎重に~~と声を掛け合う。
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大好きな前穂のギザギザが見える、嬉しいなぁ~❤
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長~~い梯子を登りきるとポーンと山頂に飛び出しました。
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[10:38]ようやく来れたよ~嬉しい~~~!
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山頂から見た表銀座・・・ここもいつか歩きたいな。右側のとんがっている山は常念岳。
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槍ヶ岳山荘と笠ヶ岳と西鎌尾根 素晴らしい眺めが広がっていました。
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ようやく順番が回ってきたので記念写真をパチリ!みっちゃんと私は同級生なの。だから話が合うのかな~!一緒に歩けてホント嬉しかったな。
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せっかくですから、久しぶりに相棒とのツーショット♪
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ずーっとここを歩いて来たと思うと感激もひとしお。みっちゃんなんて裏銀座縦走してきたんですよ、どこから来たのかな~と探してみたり。
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宿題が残っている穂高の山々。今年は行けるでしょうか?
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狭い山頂の端っこでのジャンプ~~~!見ている私のほうが怖いです。

さー山頂もだんだん混んできたからそろそろ下山しましょう。
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[11:00]梯子への初めの一歩がちと怖かったっけ。
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下りは特に慎重に!しかーし、この3人には怖いって言葉が当てはまらないみたいでした(^^ゞ
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怖いっていうか楽しい~~~かな(*^_^*)
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あっという間に下山してしまいました。
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やっぱり来て良かったな、ってつくづく思いました。槍ヶ岳は特別な山ですね。

無事に降りて来れたことだし、キッチン槍でお昼ご飯を調達しました。
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相棒・・・焼き鳥丼、私・・・カレーライス そして生ビールで乾杯~~~♪
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みっちゃんはラーメンなり。槍ヶ岳を見ながら、そして裏銀座の山々を見ながらの生ビールは最高でございました。

槍沢方面から登ってくる登山者はみんな太陽をいっぱい浴びて暑そうで大変そうでした。暑がりな私にはこちらからは無理だったなと確認(ーー;) 涼しい西鎌尾根でよかったわ。

みっちゃんはこの日は南岳小屋に泊る予定なので、私達はテン場でお見送り。
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一旦下って大喰岳へと登り返すみっちゃんをずーっと観察応援!山頂まで無事に到着したのを見届けました。

その後はのんびり昼寝をしたり、山々をボーっと眺めたり。
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2時にテン場は満員御礼となったようです。このあと来た方たちは殺生ヒュッテテン場まで下ったのでしょうか?

特にすることもないので早めに夕飯にして就寝。山の中にいた間は本当に沢山睡眠を取りました。夕方はガスガスで夕焼けも見えませんでしたが、夜中になると星が輝いていました・・・って撮影したのは相棒ですが^^;
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素晴らしい星空にうっとりです。

朝方、夜中に起きだしていた相棒を置いてテントの外へ。
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槍の夜明け
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八ヶ岳と南アルプスの間に富士山も拝むことが出来ました。
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大好きな前穂高のギザギザ陵線・・・雲海が出ていてテンションアップ。ダウンジャケットに毛糸のレッグウォーマーをしていても寒くて凍えそうだったけど、寒さなんて全然気にならない美しい時間が続きました。
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双六岳方面も今日は最高のお天気みたいです。
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じーっと眺めていると雲海が波のようにふわーっと。一瞬の出来事でした。
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こちら側から見る笠ヶ岳はとーっても均整の取れた綺麗な山ですね。

結局、ご来光はこの日は拝むことが出来ませんでした。でも、こんな素晴らしいものを見せてもらえただけで大感激でした。やっぱり陵線に泊るって素敵です。

テン場に戻ると相棒も満足そうな顔をしていました。そうそう、我が家のニューテント・・・
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槍ヶ岳のテン場は狭いので、急遽買い求めたニーモ タニ2P。 いつも使ってるアライテントと比べちゃうとどうしてもねェ(^_^.) この話はまた別の機会にでも。軽いのはいいんでけどね、何しろ狭くてストレス(笑)

この日は急ぐこともないので、ゆっくりテントで朝ご飯を食べて、7時前に撤収完了して・・・WCに寄って帰ろうとしたその時・・・下り坂で相棒が前につんのめってごろんと転んだ!大丈夫、怪我しなかった?カメラは大丈夫?(笑)  大した怪我ではなくてホント良かったですが、あちこち擦りむいていて。
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初めてサマーレスキューのお世話になりました(^_^.) 気をつけて歩かないとという戒めです。有り難い存在ですね。

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[7:15]どうやってくだろうか迷ったのですが西鎌尾根を千丈乗越まで下って槍平方面に向かうことにしました。
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大好きな前穂の眺めも見納めです
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槍さん、また来ます。楽しい時間をありがとう。
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下山しちゃうのが勿体無いような天気。
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いつもより慎重に歩こうね。
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途中でなかなかチャンスが無かったオールフリーをごくっと飲んで笠ヶ岳と撮影!
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本当に楽しい5日間だったなぁ。そんな話をしながら下山しちゃうのが勿体無くて立ち止まってばかり。
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いつの日かあっち側から歩いて来たいね、そんな夢も膨らみます。
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[8:05]千丈乗越・・・ここからは初めての道・・・千丈分岐点までの急坂がなかなか大変でした。ずるずる滑っちゃうようなザレ場でした。でも、お花もいっぱい咲いていたなぁ。
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下りなのに大汗かきました。
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[8:40]分岐に救急箱がありました。
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とりあえず、危ないところは終わってホッとしました。まーここからが長くて大変だったんですけどね^^;
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もう、こんなに降りてきたんだね、なんだかあっという間だったなぁ。
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しばらくは笠ヶ岳を眺めながら・・・
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[9:50]ようやく槍平小屋のテン場に辿り着きました。もう陽射しが強くて大変なり。
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ここから新穂高まで3時間半かかるので小屋で買い求めたどん兵衛で腹ごしらえ。陽射しを遮る場所が少なくて暑くて日干しになりそう。朝はあんなに寒かったのに・・・だんだん山旅の終わりが近づいて来たんだなぁと寂しくなる。
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[10:20]小屋をあとにしました。
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ここからのトレイルは石畳が続いたり・・・歩き悪いというところは少なかった記憶ですが、何しろ長くて。

二人ともほとんど写真も撮らずに黙々と歩きました。
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横尾避難小屋の手前で沢を渡り・・・
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[12:00]林道に入る白出沢出合でザックを放り出しての大休憩。沢の水で遊べるかな~と思っていたら、空っぽの沢だったのは残念だったけど。沢沿いに座ると風が心地よくて寝そべってごろごろ。
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[13:10]穂高平小屋・・・カキ氷売ってました。食べればよかったなぁ。
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ここからは林道を離れてまた登山道へ入ります。
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気持ちいいかな~と思ったのは最初だけで、疲れた足には面倒くさいトレイル(ーー;) ちょっと長くても林道歩けば良かったかな。
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[13:50]5日間の山旅はここで終了。本当に思い出に残る素敵な5日間でした。しっかし、今日は疲れたなぁ~~~!

新穂高無料駐車場に着くと、あれれ、見覚えのある後姿を発見。なんと双六小屋テント場でご一緒したtabbiさんではありませんか!彼は今朝、笠新道を下山して来られたのだけど、まさかここでまた会えるなんてビックリ、でも嬉しい!
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中崎温泉にもご一緒して5日間の汗を流しました。ここのお湯、とーっても良いですね。さっぱりしたあとは、中央道も混雑していることだしと、平湯温泉で夕飯を食べ、松本でカモシカスポーツに寄り道したりして、のんびりゆっくり山の余韻に浸りながら帰路につきました。
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槍ヶ岳から帰って来て、もうすでに2週間が過ぎようとしています。感動の覚めやらぬうちにレポを仕上げようと思っていたのですが、時間が無くてようやく書き終わることが出来ました。でもね、今日ブログに使う写真を選んでいると、あの時の感動がよみがえってきて、奇跡のような素晴らしい時間を過ごさせてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。山は私たちに沢山のことを教えてくれる、そして沢山の人たちと繋がらせてれて私たちの世界を広げてくれる、本当に大切な大切な存在だなぁと思いました。

5日間も山に入れるのは、夏休みくらいしかないけど、こういう時間を持てて幸せでした。槍ヶ岳って眺めてればいいと思っていたけどそうでは無かった。やっぱりあのとんがりのてっぺんから見た景色は格別でした。感謝です。素敵な出合いがいっぱいでお天気に恵まれて・・・そして元気に歩き通すことが出来たことが心の底から嬉しいことでした。

最後は端折ってしまいましたが、長いレポにお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。皆さんのお陰でなんとか書き上げることが出来ました。今度はどこの山に登りましょうか?きっとまた素敵な出会いが待っていることでしょう。それを楽しみにして今日のところはおしまいにしたいと思います。

週末は台風の影響で雨模様みたいですね。さてーどうやって週末を過ごしましょうか?ちょっぴり早いですが、素敵な週末をお過ごしくださいね。読んでくださってありがとうございました(^^♪

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by akko-kornblume | 2013-08-29 22:02 | 山 2013


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