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2013年 01月 10日

厳冬期登山@中房温泉&燕岳 ②   2013.1.3(木)~6(日)

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二日目、朝5時半になると小屋に灯りがともります。眠りについていた山にも朝の光が降り注ぐ時間はもうすぐ♪

前編はこちらから





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6時15分から美味しい朝ご飯♪ ご飯を食べている途中、窓の外がうっすらと明るくなって来ました。防寒具に身を包み、登山靴にアイゼンを装着して小屋の外に駆け出します。←アイゼンをつけないと撮影に夢中になって危ないので先生を見習って装着します。
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日の出を待つ時間、この日は前日より暖かいと言っても、マイナス15度。じっとしているとすぐに手や顔が痛くなるほどの寒さです。
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だんだん明るくなってきて、いつものことながらドキドキ♪
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合戦尾根が真っ白で本当に美しい。寒い、寒いとみな口々に言いながらもこの場所から離れられずに息を飲む。
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富士山も雲の上に頭を出しています。やっぱり富士山が見えると嬉しい♪
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6時50分、八ヶ岳の向こう側からのご来光です。太陽が輝きを増すと今度は急いで小屋の反対側へ走らないと!
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そうです、槍さんに太陽の光が当たり始めるのですもの。真っ白な槍さんの神々しい美しさ。
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モルゲンロートに染まる表銀座の山々。美しすぎて溜息が出ちゃう。今度は振り返ってあちら側を・・・。
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燕岳にも日の光が当たり始めました。こうやってあちこち走り回るためにもアイゼンは必須。さすが、みなさん、ちゃんとアイゼン装着していました。小屋の前だけなら大丈夫だけど小屋の裏側はガチガチに凍ってますからね。
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どんどん辺りが明るくなって山々にも朝がやって来ました。
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燕山荘にも太陽が当たって輝いてます。
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素晴らしい朝。今日もいい日になりそうです♪今まで小屋の前でしか写真を撮らなかったのだけど今回は寒さの中いつまでも頑張っちゃいました。
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誰もいなくなった小屋の前で写真を撮り続ける岩橋先生。どんな写真を撮ったのでしょう?
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私たちは一旦娯楽室に戻って冷えた体を温めることにしました。この日下山する方たちが準備をして出発するのを見送ります。窓には氷の華が咲いていました。
9時前、小屋の方のお掃除の時間なので邪魔にならないように、私たちは燕岳に登ることにしました。
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白イルカも凍り付いて寒そう・・・燕岳までの陵線は風の通り道で寒くて耳が取れちゃいそうなほど。なんか息をするのもやっとな感じ^^;
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だけど自然の造形シュカプラが美しくて立ち止まってしまう。
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向こうに見えるのは頚城山脈かな?相棒とそんなことを話していると・・・
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あ、ホシガラスだ!こんな季節はホシガラスの大好物のハイマツの松ぼっくりだって雪の中なのに何を探しに来たのかしら?野鳥好きの私たちは可愛いホシガラスの姿に頬が緩んでしまいます。
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残念なことにこの日、この時間だけこんな雲が出ていたのでした。予報では午後から曇ってくるというので急いで来たけれど、結局午後はもっと青空だったんです。でも、午後もう一回出直す気持ちはあったのだけど、寒さに負けました。
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風がどれだけ強く吹いているか・・・凍ったものをこんな造形にしてしまうんですもの。
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さむーさむー 風が強くてなかなか前に進みません。
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先生の真似っこ構図・・・青空だったら素敵なのにすみません。燕岳の山頂直下はこれまたタフな登り・・・ハアハアしながら一歩一歩進む。
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そして、久々の燕岳山頂、厳冬期の山頂に立つことが出来ました。あまりにも寒くて長居は出来ません。狭いところ山頂だしどうかなと思ったのだけど・・・
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構図よくないなぁ・・・でもこの一回のみのジャンプしか無理でした。
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凍てつく世界。帰って来て写真を見て、やっぱり午後晴れてたときにもう一回行っておけばよかったなって思ってしまいました。写真に対する熱意と根性が足りないなぁと反省^^;
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下りはサクッと降りちゃおうと思っていたら・・・先ほどのホシガラスが風に煽られながら必死に飛行中。
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ホシガラスロケットー♪
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この子は私たちがすぐそばにいても全く無関心で、この砂の中から何か一生懸命に食べていました。どう見ても食べられるようなものは無いのに。その姿があまりに可愛いので寒くて凍りそうな風の中、いつまでもその姿を見ていました
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小屋まで短い距離なのに、風と寒さでちょっと意識が朦朧としてしまいました。スキンズ、パタR1、ダウン、アウターを重ねていても寒かったー!山頂でスマホで写真撮りたかったけど、手袋を外すと一瞬のうちに指が死んでしまうので撮れず。小屋でもみんなそんな話をしていました。

ヘロヘロになって半分凍りながら小屋に戻って娯楽室へ温まりに行くと、燕山荘の雪山教室(14名位だったかな)の方達がお昼にカレーを頼んでいて、部屋中カレーの匂いが充満中。夕飯も多いから軽く食べようと思っていたのに・・・私たちもカレーをいただくことに♪
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山の上とは思えない美味しいカレーでございました(^^♪ そして、この日はなんと前日に泊った中房温泉ni来ていて(露天風呂で)バッタリしてお互いにビックリした、一昨年のサントリー×オールフリーの鈴木みきさんのツアー in 大菩薩に参加していたブロガーのDiDiさんが燕山荘に上がってくることになっていたのでした。懐かしいツアーの話や山の話で楽しい時間でした。
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午後以降曇ってくるとの予報に反して、青空が広がってちょっとだけカメラを持って外に出たけれど、やっぱり寒くてすぐ撃沈(>_<)
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次回はもっと防寒対策をして(岩橋先生は分厚いモコモコのダウンに分厚いアウター、パンツも重ね履きの完全防備・・・これにレンズを何本も持って山に上がる体力をつけないとだなぁ)駆け回れるようにしたいなぁ・・・。

夕焼けの時間までは、楽しい4人組の山男くん達とDiDiさんとカヨちゃんと山の話で盛り上がりました。山が好きな同士、話は尽きることがありません。
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この日も雲ひとつない空(夕焼けには雲があったほうがいいんだけどねー)・・・昨日と同じ場所で撮っても面白くないので、ちょっとだけ張り切ってアイゼンをつけて燕岳へ向かって少し下ったところでカメラを構えました。
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どの季節に来ても美しい燕岳だけど、この寒さを一緒に味わっていると思うと愛おしく思えてしまうのでした。
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カメラで顔に吹き付ける風を避ける・・・どうにもこうにも寒くて。
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今日も静かに日は山の向こう側に沈んで行きました。
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楽しい元気な山男くん達はもう小屋の中。さー私たちももう小屋に入ろうー!

食事のあとは、岩橋先生も交えてみんなでワイワイ。プロカメラマンの話を聞く機会はなかなか無いことなので真面目な話あり、スマホは『鼻』で撮るなんて話もあり。百名山を目指してる山男くん達の話はロマンに満ちた男達の楽しさがいっぱいでした。私も男に生まれたかったなぁー!
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この日も北アルプスの山々の空には輝く星たちがキラキラ
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私が星空撮りたい~と買ったばかりの単焦点の明るいレンズ・・・三脚が無いし、寒いしでなかなか上手に撮れなったと相棒が・・・(寒さのあまり私はチャレンジ出来ず・・・次回頑張ります)

朝、食事の前に外を覗くと靄が出ていて、小屋前から燕岳の姿は見えなかったので、のんびり朝ご飯を食べていたのだけど、時間が経つに従って外が明るくなって来ていて、
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槍さまもなんとか姿を現してくれました。このあとは雲が山頂辺りを覆っていて待ってみたけど見ることは出来ず。
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こんな日なのにご来光はそれなりに美しくて
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これまたいい日になりそうな朝の時間になりました。今朝は見ることが出来ないかなと思っていたので嬉しい♪
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小屋の従業員の皆さんや、岩橋先生にありがとうと、さよならを言ったら、今日は長い行程なので、名残惜しい意けれどぐずぐずしないで下山することにしました。

今回、小屋に泊っていたのは4~50人くらいで、こじんまりして落ち着いていて、こんな日に居心地のよい小屋でのんびりすることが出来て素晴らしい時間になりました。細かい心遣いをしてくださる小屋の方たちには頭が下がる思いでした。また、遊びに来ます♪
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小屋からの急坂を気をつけて下ったら、あとはさくさく合戦尾根を下って行きます。
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元気な4人の山男くん達・・・またどこかでお会いしましょう♪
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振り返ると北アルプスの空は今日も美しい青い空が広がっていました。ホントいいお天気の日に歩けて良かった。
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長い合戦尾根も下りはさくさく。帰りたくないね~♪

合戦小屋でアウターを脱ぎ、第3ベンチでアイゼンを外して、相棒はお得意のスタンディンググリセードでスルスルと、私も真似してみるけれどなかなか上達しないなぁ。それでも、結局山荘から中房温泉まで2時間とあっという間に下山。
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時々滑っっちゃったりしたけど雪フカフカで楽しくて楽しくて。登山口に着いたら、中房温泉に預けておいた軽登山靴に履き替えての林道歩き。
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登山口で会った横浜から来たという方を穂高の駅まで送ってさしあげることになり、3人でお喋りしながら歩いたので長い林道も退屈しないで歩くことが出来ました。最後の3kmが雪が解けて凍っていてガチガチだったり、ボコボコだったりと歩き難くて悪戦苦闘(^^ゞ 
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登りはしっかり4時間かかりましたが、下りは2時間半強で宮城ゲートに着きました。こんな長い林道、歩けるのかなぁと思っていましたが、なんとかなるものですね。
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私たちの2013年の初山行は思いがけずお天気にも恵まれて、最高のコンディションの中で楽しく歩くことが出来ました。EOS学園で岩橋先生にお会いしなかったら、この林道を歩こうなんて気持ちにはならなかったので、出会いって本当に不思議だし、大きな力になるものなんだなーと思いました。

そして、これまで3年間竹内師匠と歩いた雪山の経験が私たちを成長させてくれていたことも改めて実感。もちろん、危険な山には二人では行かないし、これ以上難しい山には行けないけから、行ける山域は限られるけれど、背伸びしないで自分たちに見合った楽しみ方をしていけたらいいな。やっぱり雪山は(お天気がよければ!)楽しい!次はどの山を歩きましょうか?

長いレポにお付き合いくださって感謝です♪ 今年もいろんな山を二人でのんびり歩いていけたらいいなと思っています。そして、たくさんの素敵な出会いがあることを今から楽しみにしています。

でも、この冬は私がまた東京マラソンで走るので、筋肉痛になるようなところにはいけないかな。そう、山ばっかり行ってないでそろそろ本気出して走り込まないとーと焦っている今日このごろなのであります(^^♪ 頑張ります。 おしまい。

by akko-kornblume | 2013-01-10 20:10 | 山 2013


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