山と野と

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2013年 01月 08日

厳冬期登山@中房温泉&燕岳 ①   2013.1.3(木)~6(日)

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まさか、厳冬期の燕岳に登ることになるとは思わなかった私たち。だって・・・あの車でも長くて退屈な林道をですよ、歩くなんて考えられなくて。でも、一歩一歩足を前に出せば、根性の無い私たちでも、いつの間にか(うそうそ!)中房温泉に辿り着いたのでありました。

3泊4日の我が家の2013年の初山行は、どんより厚い雪雲に覆われた穂高の宮城ゲートから始まりました♪





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宮城ゲート手前の駐車場を出発したのは午前11時過ぎ。13kmの林道は雪で覆われていて真っ白。殆ど景色の変わらない谷間の林道歩きは退屈。でも、雪の状態は機械的にボーっとしながら歩いても大丈夫なくらい良い。私たちは今回、長い林道歩きに重登山靴だと疲れそうなのでキーンの軽登山靴でここを歩きました。ま、重登山靴をザックに入れているので その分荷物は重かったのですけどね。
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いつもは車で素通りの観音峠で山行の無事を祈ります♪
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墨絵のような寒々しい世界。雪も降ったり止んだりの繰り返し。途中でお昼用のパンを雪に降られながら食べましたが、ゲートから7.5km辺りに一番初めのトンネルがあったので、そこまで我慢すればよかったなぁ。
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ヘロヘロになわたし。最後の2kmからが長かった・・・マラソンと一緒だわ。
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ちょうど4時間で今日のお宿、中房温泉へ到着。後で知ったことだけどかなり多くの方達がゲートから燕山荘まで一気に歩いちゃうらしいのだけど、私たちには到底無理だなぁ・・・ここまででヘトヘトだったもの。

色々と噂のある宿なので、どんなところなのか興味津々のわたし。お宿は秘湯らしく(笑)素朴です。山小屋だと思っていったほうがいいかも。そうすると温泉付きだし、部屋にコタツ、石油ファンヒーターがあってポカポカだし、TV(なぜかBSしか写らないけど)もあるし、良く思えるのではないかなぁ。この時期に入れる温泉は4ヶ所あって、このうち3ヶ所入りましたが、秘湯好きにはたまらない感たっぷりのいいお湯だし、鄙びてるし♪ まず温泉入ってコタツで爆睡・・・5時からだったかな、食事の用意が出来ると館内放送がありました。(アメニティーは石鹸類のみ、タオルなし)
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夕飯・・・ねっ、山小屋だと思えば十分でしょう。食事が酷いと聞いていたけど、想像していたより良かった。
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朝ご飯は6時から。山小屋ご飯です。まぁ、十分な量です。もちろんご飯はおかわり♪ 食事中に宿のオーナーさんがいらして、今日の燕山荘の気温はマイナス24度、少し雪が降っていますが風は無いそうだから、みなさん気をつけて登ってくださいねと。

燕山荘の雪山ツアーの方達が7時に登山口を出発するというので、少し時間をずらして出発することにしました。
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7時半に登山口しゅっぱ~つ!年末年始に降った雪はよく締まっていて歩きやすい。行けるところまでノーアイゼンで行くことにしました。
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第一ベンチでツアーの方達に追いつく。
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標識はすっかり雪の中。私たちも汗をかかないで歩こうと第一ベンチまでの急坂はいつも通りのろのろとしか歩かなかったけど、もっとゆっくり歩いて汗をかかないようにしなくては!雪山では汗は禁物!
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歩き始めたころは、どんより空でしたが第2ベンチ辺りまでくると青空が広がって来ました♪ やったー!
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登山道はフカフカの雪がモサモサです。たぶん残雪期とも新雪の時期とも違うところにコースが作ってあったみたいです。
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雪の時期は大抵そうですが、何しろ直登の急登ばかり・・・息が切れてキツイ!
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合戦小屋まではノーアイゼンで頑張るつもりだったけど、無駄に体力を使う気がして富士見ベンチで私はアイゼンを履きました。大分疲れてきたけれど、登るにしたがって見えてくる景色にテンションアップ♪
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だけど、この景色を前にして綺麗だねーと感動して、見惚れてしまって立ち止まってばかり。
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[11:20]合戦小屋にようやくとうちゃくー!合戦小屋手前の尾根も急登でキツカッタ。でも、ここまで来るとあと少しとホッとして(7割来たことになる)簡単にワッフルで栄養補給。ベンチも何もかも雪の中だし、陽射しはあっても寒いことには変わらないのでさっさと済ませることが大事かな。相棒はここでアイゼン装着。
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小屋のそばの茂みにベレー帽を被った可愛いコガラの姿。何か食べるものあるのかな?準備が出来たら、いざ、出発です!
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合戦小屋から上の陵線までは長い直登コース。息切れです^^;
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尾根にのると真っ白な燕岳が見えてくる。こんなにお天気よくなるなんて思ってもみなかったから嬉しくて跳びはねたい気持ちでいっぱいだけど、だんだん疲れて来ていて歩みはのろのろ。
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でも、こんな日にここを歩くことが出来て幸せ~!下山してくる方たちにいい日に登って来たね・・・今まで3日間ずっと吹雪だったんだよって。
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ちょっと風邪気味だった相棒も山の空気を吸うと元気になるらしく・・・来て良かったーって。
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こんな景色を見れることが雪山の醍醐味。ピーンと張りつめた冷たい空気が気持ちを引き締める。
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霧氷の向こうには真っ白な燕岳❤ 何時に小屋に着けるかな~なんて話していたのが、こんな日に急いで歩くことなんてないね、とのんびり写真撮りながら行くことにしようよと。
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反対側を見れば、霧氷の間から凛々しい槍さんの姿。これでは足が進むわけはありません。
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青空と真っ白な銀世界・・・言葉に出来ない美しさです。
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相棒がなかなか来ない(笑) この方も楽しくて仕方ないみたいだw
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今まで見てきた残雪期や新雪の景色とは全然違う純白の世界にココロを奪われてしまいそう。
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この日は登山客が少なかったので殆ど貸切状態の合戦尾根。青空が眩しいよー!
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せっかくこんないい日なので初ジャン~プ♪ 気持ち良さそうです(#^.^#) 道しるべの棒がちょっとね・・・。
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槍へと続く陵線・・・この日はずっと捜索ヘリがホバリングしていました。大天井岳の遭難者はこの日の5時日没ギリギリの時間にヘリで救助されました。この寒さの中二晩もよくしのいで頑張ってくれたと小屋でみんなで喜びました。
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いつまでもこうやって遊んでいたいけどそろそろ小屋に向かいましょ。
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山荘直下の急斜面はココロが折れそうな長い登りです。ここはホントにキツカッタぁ。
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ここに来て何故か片方のアイゼンが緩んでハズレそうになってしまったのだけど、この急坂では直すことも出来ないので必死に登りました!なんとか無事に到着!イエーイ♪

外れたアイゼンを持ったままで小屋に向かおうと思ったら、相棒が小屋の北側は凍ってるからちゃんと履きなさいと。案の定、小屋の北側のトレイルはガチガチに凍っていました。
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[13:30]やっと燕山荘に到着です。真っ白な燕岳が迎えてくれました♪

小屋でチャックイン(一人一万円) 今回は階段上ってすぐ左側の下の部屋?というかスペースが私たちの寝床。荷物だけ置いて軽くお昼ご飯をいただくことにしました(ランチタイムは2時まで)
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この時間にあんまり食べちゃうと夕飯が入らなくなるからと勧められたコーンスープ&ミネストローネ。どちらも美味しかった~!
コタツの中でぬくぬくと雑誌や写真集を見たりしながらのんびり寛ぎタイム♪ そうそう、うん十年ぶりに二人で書初めもしました!
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あんまり天気がいいのでちょっと外に出てみるけど、あまりの寒さにすぐにノックダウン・・・。
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八ヶ岳もよいお天気みたいで良かった。駒中さんのみっちゃんが今日は硫黄の登ってるはずだから、良かったなぁとつくづく眺める。
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EOS学園の岩橋宏倫先生とは夜一緒に飲みましょうと。先生は久しぶりの好天にダウン着込んであちこちで撮影されていました。この寒さの中での撮影はさぞ大変だろうなぁと遠くから眺めていました。

普通だったら、この日のうちに燕岳の山頂に登るのだけど(って最近は燕山荘が山頂の我が家でしたが・・・)今回は特別にここで2泊することにしていました。岩橋先生がせっかく来るのに1泊じゃ勿体無いよって言われて、「へーここに2泊するって手があるんだ」って今までそんなこと考えたことなかったのだけど、こんな機会は二度とないので贅沢に山の上に2泊するこ予定で来ていたのでした。だから、山頂へは明日行けばいい。明日もお天気が良さそうな予報だしね。

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夕日タイムに寒さを堪えて外へ。
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ピンク色に染まった富士山。この朝と晩の空気を味わうために頑張って登って来たといっても過言ではないくらいこの時間が好き。でも、今回ばかりはあまりの寒さにあまり長い時間外にいることが出来ませんでした。もう少し防寒対策しないとだわ。
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山は静かに眠りにつきます。また、明日ね♪

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5時半からはお待ちかねの夕食。美味しかったし、お腹いっぱいで大満足♪ 連泊している方が多いので小屋のコックさんは大変でしょうね。ごちそう様でした。

夜の時間は岩橋先生とお酒を飲みながらお喋り。写真のことや山のこと、興味深い話ばかりで相棒もとても楽しかったみたい。まさかEOS学園からここに繋がるとは思ってもみなかったので不思議なご縁に感謝です。
夜は満天の星空が広がっていました。明日も素敵な一日になりそうな予感♪

9時消灯・・・今まで小屋の奥のほうの建物に泊まることが多くて、いつも寒くて眠れなかったのだけど、今回は暖かくぐっすり眠ることが出来ました。 長くなったので、今日はここまで。続きは近日中に♪

by akko-kornblume | 2013-01-08 12:21 | 山 2013


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