山と野と

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2012年 12月 07日

終わり行く秋によせて

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11月の終わりの腫れた日に、EOS学園の撮影会で、何年かぶりに訪れた小石川植物園に行くチャンスがありました。

普段、山には行っても、写真撮影のためだけに都内の公園に行くことはなかなか無いですし、相棒以外の方達と一緒に撮影する・・・そんな機会は初めてのこと。晩秋の公園の中で見つけた秋の思い出とEOS学園で学んだことをほんの少し書き留めておこうと思います。



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小石川植物園はそれほど大きな公園ではありませんが、東京大学大学院理学系研究科付属の植物園ということで、色々大きな木が沢山ありました。いくつかある銀杏の大木はどれも見事でした。大学のものということで、銀杏を拾ったりしてはいけないらしくて、あちこち熟したギンナンだらけで、食いしん坊の私は勿体無いなぁと^^;
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何かが住んでいそうな穴が気になる大きな銀杏。自分では意識していなかったけれど、こういう構図を斜めの構図というらしいです。
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日陰なのがちょっと残念なのだけど、このカラフルな落ち葉(池に浮かんでます)はナンキンハゼの葉っぱです。あんまり綺麗で見惚れてしまいました。
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こちら、面白い枝ぶりのナンキンハゼです。ナンキンハゼは中国原産の落葉高木であり、乾燥に強く、剪定にもよく耐え、紅葉が美しいことなどから公園や街路樹などによく植栽されている木だそうで、山では見かけないのはそのためなのですね。今まで名前も知らなかった木ですが、この日私の心を強く惹いたのはこのナンキンハゼでした。

この日に撮影したものの中から3枚を先生に評価していただくことになっていたのですが、これがどれもこれも気に入らず・・・写真を焼いて先生やクラスの方達に見てもらうのは、なんだかとても恥ずかしかったけどいい勉強になりました。自分の写真とクラスの皆さんの写真を見せながら、先生の話してくださったことをちょっとメモしてみました。

前回も書きましたが、写真にはいつも主役が必要。ポートレートなら主役は人ですが、自然の中では主役は色々で自分が見せたいものがちゃんと分かるような写真を撮ることが大事。
木の葉が主役の場合、葉っぱに陽か当たるのを待つことも必要。風の流れで一瞬で光の向きも変わるから待ってみる。
自分が動くこと!木や花には向きがある。自分でどこが一番いい向きか探すこと、時には自分で決めることも・・・。

先生の言葉をどれも聞き逃したくなくてメモしたノートはぎっしり2ページ。今日ここで全部書くのはちょっと無理みたいなので、折りに触れてまとめていきたいと思います。

撮影会に参加してみて思ったのは、同じ公園の同じ場所に同じ時間にいたのに、それぞれの目に映ったものはみんな別々で個性に溢れていて面白くて、皆さんの写真を見るのはとても刺激になり、こうやって写真を撮るためだけの時間というのもいいなぁと。山では先に進まないといけないから、じっくり写真を撮ることが出来ないことが多いから、これからの季節、高い山にはそうそう行けそうに無いし、身近な公園や里山にカメラを持って出かけてみるのもいいかも♪

秋は足早に過ぎ去っていきそう。私は結構ピーンとしたこの寒さが好きだったりします。明日は一番身近なお山にハイキングに行って来ます。夜には某山小屋の忘年会へ♪ 盛り沢山の楽しい週末になりそうです。皆さまもよい週末をお過ごしくださいね!

by akko-kornblume | 2012-12-07 22:18 | お出かけ


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