山と野と

kornblume.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2012年 06月 19日

遥かなる尾瀬へ@沼山峠~尾瀬沼  2012.6.16(土)~17(日)

c0213096_14223516.jpg
この週末は『サントリー×ヤマケイ 鈴木みきさんと行く尾瀬沼ハイキング』にご招待していただき参加させていただきました。

実は尾瀬を訪れるのは初めてのこと!今までも何回も計画は立てたものの、混んでいそう、ちょと遠い、そんなイメージで実現には至らなくて。だから、今回のツアーに参加させていただくのをとっても楽しみにしていたのでした。

素晴らしいスタッフの皆さま、頼もしい現地ガイドさん、そして賑やかで楽しいブロガー8人の尾瀬の魅力たっぷりのとっても素敵な二日間、感動が薄れないうちにレポを始めたいと思います。



尾瀬への入り口は主に群馬県側から、新潟側から、そして福島県側からの三つがありますが、今回は被災地である福島県側の登山口からの入山となりました。そう、震災後観光客の減った福島を応援しようということも今回の目的の一つなのでありました。
c0213096_144131100.jpg
新宿7時半にJR特急日光1号に乗り込んで この旅は始まりました。私は普段電車で山に行くことが無いのでそれだけでもワクワクが止まりません(^-^)
c0213096_14482135.jpg
今市駅で東武鬼怒川線に乗り換えて、鬼怒川公園駅まではレトロな2両編成の電車に揺られます。鬼怒川公園駅からはバスに乗り換えて2時間・・・福島県檜枝岐(ひのえまた)御池に着いたのは13時過ぎ。長い道中でしたが 久しぶりにお会いする方や 初めてお会いしたブロガーさん達とお喋りしていたら あっという間でした。
c0213096_1455031.jpg
御池でバスを降りると空気も全然違って、山の香りに満ちていて清清しくて、憧れの地に降り立った喜びが溢れてきました。
c0213096_14584241.jpg
ここで 現地ガイドのたかさんとたかピーさん、そして檜枝岐村の観光課の方の3人と合流して、シャトルバスに乗り換えて登山口である沼山峠に向かいます。
c0213096_1565883.jpg
車窓から大きな原生林の森が見えてテンションが上がります。
c0213096_1513103.jpg

尾瀬沼山峠でバスを降りて、準備体操をしてガイドさんを先頭に尾瀬の中へと入っていきます。
c0213096_15133246.jpg
ゴロゴロの石が並べられたトレイルの始まり・・・通称ハイヒール返しと言って さすがにハイヒールで来る観光客はいないと思うのだけど(高尾山にもいるくらいだからありうるのかな)ちゃんとした靴を履いていますかって呼びかけなのだそうです。
c0213096_15165787.jpg
木の幹に書いてある赤いしるしは、雪の深さを記しているもの。あとは下を向いている枝と上を向いている枝の境目まで雪の深さがわかるんですって。ガイドさんと歩くと自分達だけでは気がつかないことを教えていただけるので勉強になります。
c0213096_15194470.jpg
唯一木道に残っていた雪・・・滑らないように慎重に歩きます。
c0213096_1521795.jpg
竹嶋蘭(たけしまらん)・・・ランと名はつきますが、ユリ科の花。上から何気なくみていても花が咲いていることは分からないなぁ。小さな花は赤い実になるそう。ちっちゃい赤い実が生っているのを見てみたいな。
c0213096_15312013.jpg
こちらは針蕗、食用になるんだとか。この大きなとげの植物を食べるのは勇気が要りますけど美味しいのかな?先端恐怖症の私は見ただけで眩暈がしそうです。

尾瀬沼山峠からは樹林帯を歩くトレイルで、沼山峠展望台まで緩い登り、そこからはゆるやかな下りで湿原へと続いていて。この季節の尾瀬にどんな花が咲いているか全然知りませんでしたが、だんだん可愛い花が姿を見せ始めました。
c0213096_15471429.jpg
可愛いピンク色の岩梨(いわなし)・・・梨の果実に似ていることからこの名が付いたとか。
c0213096_16534468.jpg
毛氈苔(もうせんごけ)・・・食虫植物で葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲します。なんと白い可愛い花も咲かせるみたいです。苔と言うけれど、種子植物です。
c0213096_1705539.jpg
昔々燧ケ岳が噴火した時のなごりの溶岩をこの辺りで見ることが出来ました。
c0213096_1755377.jpg
薄葉細辛(うすばさいしん)・・・スミレのような名前が付いていますが 高尾で見たことのあるカンアオイと同じでウスノスズクサ科カンアオイ属の花です。根っこを漢方では細辛と呼び、薬として用いられました。花が写っているのだけどわかりますか?
c0213096_17103198.jpg
峰桜・・・毛があるのは千島桜、ガイドさんのお話は興味深いことばかり。ちっとも頭に入ってなくて申し訳ないのだけれど 色々教えていただきました。
c0213096_17152081.jpg
延齢草(えんれいそう)・・・湿り気のある林内に生える多年草。大きな葉っぱに小さな花がちょこんと乗っかっています。
c0213096_17192786.jpg
花を探しながらののんびり樹林帯を歩いて行くと いきなり視界が開けて湿原に飛び出しました。
c0213096_1722369.jpg
もう一番いい時期が過ぎていたようですが、水芭蕉もまだまだ咲き残っていてくれて・・・尾瀬と言ったらやっぱり水芭蕉ですものね。
c0213096_1723383.jpg
残念ながらこの日は時々小雨がパラつく空模様でしたが、しっとりとした空気に包まれた湿原がずっと続いていて、この景色に会えただけで嬉しくなります。
c0213096_17255871.jpg
湿原にはまた今までとは違った花が咲いています猩々袴(しょうじょうばかま)・・・猩猩(しょうじょう)とは、中国に由来する伝説上の動物である。またそれを題材にした各種の芸能における演目。さらにそこから転じて、大酒家や赤いものを指すこともあるそうで、ちょっと調べてみたら、猩々と名のつくものには 酒に誘引される性質からショウジョウバエなど沢山ありました。猩々袴は花を赤い顔に、葉を袴に見立てたことから名前がついたようです。
c0213096_17463749.jpg
尾瀬は混んでる~ってイメージがありましたが、この日はこんなお天気だったのもあるのかなとても静かで、しっとり濡れた木道をこうやって静かに歩けることがこの上なく嬉しくて。
c0213096_17531770.jpg
有名な三本松と霧に覆われた尾瀬沼 幻想的な美しさ!
c0213096_17552046.jpg
ずっと会いたかった立金花(りゅうきんか)と水芭蕉の咲く湿原を眺めながら、まだまだ歩いていたい気持ちもしましたが、ちょっぴり雨も降ってきたのでいそいそと今夜の宿へ向かいます。
c0213096_17582256.jpg
3時40分、尾瀬沼ヒュッテに到着です。
c0213096_1805434.jpg
小屋の前に咲いていた戸隠升麻(とがくししょうま)・・・薄桃色の上品な花に会えて一日の長旅の疲れが吹っ飛びました。小雨は時折ぱらつきましたが、傘を指すほどでもなく、こんな尾瀬散策もいいものだなぁと思いました。
c0213096_1882445.jpg
みんなが小屋に着いたところでお疲れ様の乾杯です♪
c0213096_1830467.jpg
小屋の受付にも鈴木みきさんのイラスト付きの可愛い旗を発見してほっこり(^-^)

これから夕食までは自由時間。
c0213096_183254100.jpg
まずはお部屋に荷物を置いて・・・小屋にはお風呂があるのでせっかくだから入ることにして、その前に長蔵小屋の前に咲いている白根葵を見に行くことにしました。
c0213096_18351867.jpg
白根葵(しらねあおい)大輪の花を咲かせています。
c0213096_18374730.jpg
白花もありました。
c0213096_18384172.jpg
長蔵小屋のおみやげ物屋さん、自分にはバンダナ、お留守番の相棒には手彫りのイワツバメのストラップをお土産に♪(すごく気に入ったみたいで良かった!)
小屋に戻って食事のビールを美味しくするためにcyu2さんとお風呂で汗を流して夕飯を待ちました。
c0213096_18433052.jpg
そうそう、お部屋の畳のヘリは水芭蕉でかわゆいの。

5時から夕飯です。
c0213096_18442732.jpg
そんなに歩いてないのにお腹空いたのは何故?(#^.^#)
c0213096_18464917.jpg
プレモルで乾杯~~~♪
そして、食後は談話室へ移動して懇親会開催!
c0213096_18522465.jpg
山めし礼賛さんのチーズ&ミックスナッツの燻製、工場長さんの牡蠣のオイル漬け、くっきーさんの角煮とホタルイカの干物、私のキッシュ・・・盛り沢山。燻製も、牡蠣も角煮もどれもこれも絶品でお酒が進みます(笑)ご馳走さまでした!
c0213096_18555416.jpg
cyu2さんからは重たいのに~お酒の差し入れ❤スタッフの皆さんもガイドさんも小屋番さんも皆さん喜んでくださったみたいで良かった。鈴木みきさんはブロガーそれぞれにサイン本を下さってそれがとっても楽しくて大笑い。懇親会は賑やかで楽しくてあっという間に消灯時間。

翌朝は5時に朝ご飯のお弁当を持って尾瀬沼散策に出かける予定でしたが、明け方から目が覚めるほど雨足が強くなっていました。でも一応4時に起きて準備をそろそろと始めていると、出発時間を6時に変更する連絡。女性ブロガーみんなで集まってとりあえず朝ご飯♪
c0213096_19131071.jpg
食いしん坊の私は、はなねこさんのおにぎりまでいただいちゃった^_^;
結局6時前にまた雨足が強くなってきたので 出発は6時半になりました。小雨は降っていますが、小屋前で準備運動が出来るくらい。傘を指して出発です。
c0213096_19192371.jpg
計画では尾瀬沼一周の予定でしたが、時間も足りなくなったので沼尻までのピストンをすることになりました。大江湿原を横切って、沼の北側のトレイルに入って行きます。
c0213096_19214045.jpg
樹林帯の中を歩いて行きますが、木道の周りはあちらこちらの湿原に水芭蕉が咲いていたり
c0213096_1924516.jpg
しっとり雨に濡れた桜が目を楽しませてくれます。
c0213096_19244727.jpg
要注意の根っこの階段
c0213096_19311667.jpg
ここでガイドさんから貴重なお話をお聞きしました。倒木更新って言葉を聴いたのも私は初めて。自分の言葉で上手に書けないのでwikiより。倒木の上に芽を出すことによって下草などによる日照不足を緩和でき、また倒木自身が養分の供給元となり、その表面に生えたコケが湿度を保つ。そのため養水分の供給といった面でも有利に働く。そして、養分としての役割を終えた古木は朽ちてなくなり、あとには「根上がり」という、その礎とした木の形に地面から浮き上がった根が残る。

この写真では分かりにくいかな、倒木があったと思われる直線状に新しい木が育っているのがわかりますか?下の写真では木の根っこに穴が開いていますが、ここに倒木があったということが分かるのだそうです。
c0213096_19465830.jpg
倒木更新をする木にはトドマツ、エゾマツ、屋久杉、ブナ、檜があるらしいです。へえ、知らないことがまだまだいっぱいあるなぁ。森の秘密・・・もっともっと知りたくなりました。
c0213096_19525860.jpg
この可愛い花は小瓔珞躑躅(こようらくつつじ)・・・可愛い小さなまん丸い花。
c0213096_1957421.jpg
鳥のおばけみたいな面白い木。
途中、雨が激しくなって撤退か~って思った時間もあったのだけど、雨はだんだん小降りになっていました。
c0213096_19595114.jpg
空が明るくなってきて、昨日も全く姿を見せなかった燧ケ岳が見えて来た、やったー♪
c0213096_2014710.jpg
どこからどこまでが尾瀬沼なのか湿原なのか分からないくらい。
c0213096_2035512.jpg
目指す沼尻の休憩所が見えて来たら 雨が上がって晴れ間も見えて来ました。
c0213096_2052747.jpg
池塘ラブな私、嬉しくて顔がほころんじゃいます。いいわ~ここ。
c0213096_20101294.jpg
同じく池塘ラブな工場長さん(聞いて無いけどね・・・)私もだけど、相棒は工場長さんのブログの大ファンで、工場長さんのレポが我が家の食卓の話題になることもしばしば。むちゃくちゃお茶目な愛嬌のある方でございました!お会いできて嬉しかったです。
c0213096_20133669.jpg
沼尻ってとってもいいところですね。初尾瀬の私はどこもかしこも心を奪われそうになりましたが、ここは特別に好きになりました。
c0213096_20175391.jpg
チングルマも咲き出していました。
c0213096_20222984.jpg
帰りたくなくなっちゃうなー!
c0213096_20231118.jpg
もう少し遅い時期だとここはチングルマでいっぱいになるのかな?それも見てみたいです。
c0213096_20242429.jpg
鈴木みきさんとガイドのたかさんはオールフリーの撮影中

後続のみなさんと合流。9時には小屋に戻らなくてはいけないのであまり時間が無いことが判明して、帰りはみな黙々と歩くことにします(笑)
c0213096_20284947.jpg
水芭蕉の下のほうに見えるドロっとしたものがわかるかしら・・・オオサンショウウオのたまごですって!
c0213096_20303938.jpg
行きには気がつかなかった衣笠草(キヌガサソウ)発見。立ち止まって急いで写真を一枚。
c0213096_20341880.jpg
木の年数の調べ方・・・一節が一年なんだそうです、ちょっとずつ賢くなるワタシ(^-^)やっぱりガイドさんと歩くのは楽しいなぁとつくづく思いました。
c0213096_2036965.jpg
大江湿原に戻ってくる頃にはすっかり雨も止んで燧ケ岳が美しい姿を見せてくれました。

小屋に着いたら、みんな喉がカラカラ。
c0213096_21345949.jpg
オールフリーでお疲れ様の乾杯です♪
c0213096_21354711.jpg
小屋の前では鈴木みきさんと小屋番さんのツーショット撮影会。そして、荷物をまとめて、お世話になった小屋の方達にご挨拶して帰路につくことになりました。
c0213096_21375318.jpg
みんな、帰りたくな~いって(#^.^#)
c0213096_21401247.jpg
だんだん青空も広がって日も指してくるし
c0213096_2141362.jpg
昨日雨で撮ってあげれなかったお花達も今日はニコニコ笑って、私達も撮ってって言うし。
c0213096_21431130.jpg
立金花も元気いっぱいです♪
c0213096_2143587.jpg
昨日は心の目で見ても見えなかった燧ケ岳の撮影スポットから一枚。
c0213096_21445821.jpg
雲好きにはたまらない空・・・私をここに置いていってくれないかしらん。
c0213096_21461440.jpg
太陽の光に向かって微笑んでる立山竜胆・・・昨日は気が付かなかったけれど、沢山のつぼみが自分達の咲く順番を待っていました。
c0213096_21474528.jpg
ワタスゲの花・・・果穂が湿原一面にそよぐのを見に来たいなぁ。
c0213096_21524998.jpg
どうしても立ち止まってしまうよ。
c0213096_21533163.jpg
猩々袴もこんなに咲いてたっけってくらい元気だしね。
c0213096_2211018.jpg
昨日はしょんぼりしていた山荷葉(サンカヨウ)も私を見てってねって言うし。

しか~し、どうもみんなゆっくり歩き過ぎなようで、バスの時間に間に合わないから急げ~~~という事になり、沼山峠展望台まで大急ぎで歩きました。展望台まではゆるい登りが続いて・・・私なんか息も切れ切れ、汗もびっしょり^_^;
c0213096_225167.jpg
展望台からは昨日は見えなかった尾瀬沼が見えて、心地よい風も吹いて気持ちがいい♪

ここからは、ちょっと登ればあとは尾瀬沼山峠まで下るだけ。お天気も良くなっちゃって、本当に帰りたくなくて、この楽しい時間がもうすぐ終わることがちょっぴり寂しくて。

無事にバスの時間に間に合って、御池まで戻って来て、ここでガイドのお二人と観光課の方とお別れ。
c0213096_22143859.jpg
この3人のお陰で尾瀬の魅力を十二分に感じることができました。尾瀬を愛して止まない方達の熱い思いが伝わりました。人と人との繋がりって素敵なことだなって感じることが多いこの頃、檜枝岐と尾瀬のことを考える時にはこの方達のことを思い出すと思います。

木道は10年に一回交換されていて、それにかかる費用は1m10万円もするというのも初めて知りました。
そうそう、9時にヒュッテに戻ったのは・・・
c0213096_21163320.jpg
毎朝9時に行われている放射線測定を見せていただくためでした。被災地の中でも福島第一原発事故の影響を一番受けているのは間違いなく福島県に暮らす人々で、震災から1年3ヶ月たってもまだまだ終わりの見えない復興で大変な思いをされていると思う。大きな事は出来ないけれど こうやって私達が福島を訪れることも小さな支援に繋がるということを知りました。
c0213096_2232990.jpg
帰りにはアルザ尾瀬の郷、そして道の駅たじまで、お土産を買ったり、美味しいものを食べたり。こんなことも小さな支援になるのかな。

初めて訪れた尾瀬は 色々な表情を見せてくれました。幻想的な雨の中に浮かび上がる景色や、可愛い花の数々、原生林の美しい森、湿原の不思議・・・そして温かい沢山の方達との出会い。本当にとても楽しい有意義な時間となりました。
c0213096_22424615.jpg
今回は相棒はお留守番だったので、今度は二人で歩けたらいいな。その時は私が尾瀬の魅力を紹介できたらいいな。その日がなるべく早く来るようにしたいなと思います。

二日間お世話になったスタッフの皆さま、鈴木みきさん、そしてブロガーの皆さま、楽しい時間をありがとうございました。またお会いできるのを今から楽しみにしております。

P.S.東京に戻って相棒も合流しての2次会、3次会も最高に楽しかったです。そのお話はまた別の機会に♪

今回ご一緒したブロガーさんの尾瀬レポも是非お読みくださいね!

工場長さん
cyu2さん
まゆちゃんさん
げんさん
たけさん
はなねこさん
sanpoさん
くっきーさん

そして今年もサントリーさんの素敵な商品がいただける”山で飲むならオールフリー”ブログコンテストやっています♪
皆さんもどしどし応募してくださいね~。私も参加しています!
この記事に投票する
「山で飲むならオールフリー」記事コンテスト参加中。投票をお願いします!

by akko-kornblume | 2012-06-19 23:04 | 山 2012


<< 憧れの馬蹄形縦走@白毛門~谷川...      梅雨にも負けず・・・ >>