2011年 02月 07日
ここのところ不安定なお天気の続いた山行ばかりだったので 一番心配していたのは週末の天候・・・八ヶ岳は春めいた空気に包まれて 私達を迎えてくれました この週末はというと 青年小屋のオーナーの竹内敬一さんのガイドで八ヶ岳の赤岳に挑戦することになっていました 去年の冬に竹内さんの元で始めた我が家の冬山登山・・・冬山はやらず冬の間はスキー三昧だった我が家に雪山の楽しさ 素晴らしさを教えてくれた竹内さんと今年も歩きたい けれども彼の主催する冬山教室は我が家にとってはレベルが高くて・・・去年は八ヶ岳主脈縦走だったりして ちょっと無理だなぁと思っていたので秋に青年小屋で竹内さんにお会いした時に 赤岳だけってコースやって下さい!とお願いしておいたのですが 届いた今期の冬山教室案内にありました! 赤岳のみのコース! 実は私達 無雪期にも赤岳に登ったことがなく・・・去年も登ろうと思い続けてよしっと計画した時はお天気悪かったりして何故か縁が無かったの 竹内さんに伝えると大丈夫だよと♪ ホント私達でも厳冬期赤岳に登れるの?二人では心配だけど竹内さんとなら心配ない これほど心強いガイドは他にはいないものね 私達なりにトレーニングもしてきたし 冬山装備についても考えて(出費して)きたつもりでした そしてとうとう楽しみにしていた週末がやってきました! この日は小淵沢駅に10時集合 我が家は7時半に自宅を出発 渋滞も無く朝ご飯を双葉SAで食べて時間調整して10時10分前に小淵沢駅に到着 今回一緒に始めて竹内塾に参加するお馴染みniwa君も電車で到着 竹内さんと合流し我が家の車は小淵沢駅近くの無料駐車場に泊めて竹内さんの運転で美濃戸まで♪ 小屋に着いて宿泊費をお支払いして個室の「くろゆり」で荷物を解いて さぁ一杯といきたいところですが 今日はアイゼンワークの練習をすることになっていたので アイゼン ピッケルを持って外へ そして竹内さんが担いできてくださった一升瓶 青森のお酒 田酒を飲みながら お喋りは続いて 6時前から夕飯 食事のあとは他の山岳ガイドさんや小屋の方達と楽しい山の話・・・10時に床につきました はい ここでアイゼンを装着してちょっと休憩して9時に地蔵尾根から登りはじめました! 竹内さんがこれくらいの早さでいい?もっと早くって言うならいくらでも早くするよって・・・今のままで十分です! 実は私はこの日に向けて晩秋からダイエットを始めていた 放っておけばいくらでも太れる私(自慢?) 秋に行った権現でこれはまずいと思い始めて この日でだいたい2ヶ月で 約4㌔強体重を落としたのはこのためだった(太りすぎていただけで元に戻っただけですけど) 食べる事の好きな私にはとても辛いダイエット・・・でも竹内さんにも痩せたね~と言われるし(これが一番嬉しかったりして) 息も殆ど上がらずにここを登ることが出来た 頑張った甲斐があったな(#^.^#) 森林限界を超える手前でアンザイレン いよいよ危険なところを登って行くんだなと実感 さぁ頑張ろう! ただし 鎖には頼らないことが大事 鎖をよく見ると磨り減って切れそうになっているものが多かった こんなものを頼って歩いては駄目 自分の足とピッケルで支えて歩きなさいと言われた [10:30]赤岳展望荘着 小屋の中に入って休憩 噂のトンネルで行くWCもお借りする 写真でもわかるかと思うけれど 私はここまでFoxfireのメリノウールのシャツにパタのR1だけしか着ないで来た 途中風は少しあったけれど寒いって事は全く無かった 手袋も¥1000位のフリースと薄いウール手袋だけでも全く寒くなかった このあとで風は強くなるからと言われて上着だけは着たけども 結局手袋はそのままで大丈夫だった 山頂付近の気温も0℃くらいだったみたいでホントに暖かかった 色んなことを考えながら登ってきた 単純に言えば山始めてよかったな 雪山始めてホント良かったな まさか冬の日にここに来るなんて3年前には考えたことも無かった それがこうやって今ここにいることが出来た それくらい嬉しかった こんな嬉しい日ってあったかなぁ って思うくらい 山頂からの眺め 言葉には出来ないくらいの美しさ ホントならいつまでもいつまでもここにいたかったけど そういう訳にもいかないし さあ 今度は文三郎尾根を下って行きます 下りでは相棒が一番先に歩きます なのでさすがに相棒は写真撮れなかったみたい 私もずっと適当にパシャってするだけしか時間も余裕も無かったのが唯一残念なことかな これは仕方ないことだけどね ひとしきり下ったあと途中でアイゼンをとザイルを外して ここからはお遊びの時間 竹内さんと相棒はスタンディンググリセードでじゃあね~と下っていく それを見ていた他のガイドさんとお客さん2名・・・ガイドさんがどうです やってみたいですか?2人・・・ハイ じゃ アイゼン外しましょう その前で私は勢いよく滑って尻セード状態(笑) 立ち上がってまた滑る(*^_^*)思いっきり笑われちゃいました 赤岳鉱泉に戻ってお昼にしようということであと少し・・・お腹空いてきたなぁ 持ってきてたパンとドラ焼きでお昼ご飯にして 荷物を準備して小屋の方達にさようならを言って下山します お天気が悪かったらそれは厳しい山行になるのは間違いない 魅力的だけど危険も伴うこのルート 私達は最高のガイドである竹内さんと歩けたので何の不安も感じなかったけれど 条件が変われば難しいコースなのもはっきりしている 安易な気持ちでは歩くのは危険だと感じました 矛盾しているようだけども雪山はちょっとねェ・・・と考えている登山者は多いと思うけれど 雪山の魅力を一人でも多くの人に味わってもらいたいなと思うのであります さぁ 次はどこを歩きましょうか? その悩みから開放されることは無いのかも(^_-)-☆ 参考に・・・竹内さんの赤岳ガイド料は一人3万円でした(保険料込み)小屋代は含まれません 他のガイドさん達のHPを調べてもらえばわかりますが格安の方だと思います♪
by akko-kornblume
| 2011-02-07 22:43
| 山 2011
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