山と野と:山 2014
2014-12-09T07:30:29+09:00
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山歩きと野鳥と衣食住についてのいろいろ
Excite Blog
HAPPY 初雪 金時山 2014.12.6(土)
http://kornblume.exblog.jp/23183982/
2014-12-09T00:17:00+09:00
2014-12-09T07:30:29+09:00
2014-12-09T00:17:54+09:00
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山 2014
初めての金時山登山@乙女峠BSより
この週末は相棒が社員旅行で大分に行くことになっていたので、ずーっと前から山うさぎさんと山に行こうねと漠然と決めていました。週が始まりどこの山に行くか計画をしなくっちゃと思っていたら、山うさぎさんのお友達のたぁちゃん、そうちゃん夫婦が箱根に泊まるけど一緒にどうかと誘っていただいちゃって。そんなお誘いに乗らないわけはないですね。
そんなこんなで、いつの日かってずっとて思いながらなかなかチャンスのなかった金時山に登ることになりました。朝7時新宿発の小田急バスで出発です。 どんどん大きくなる富士山に圧倒されながら東名高速を走り、乙女峠BSで下車して金時山を目指します。
乙女峠BSからの富士山は私がいつも見ている富士山とは比べられないほど大きく迫力満点。今日は最高の富士山日和!金時山までのCTは80分 このところ、グルメツアーばっかりでほとんど山歩きらしいことをしていなかったからね、すぐに息があがっちゃって。山うさぎさんと高尾山でもいいから毎週どこかを歩くってことが大事だねって話しながらのんびり歩く静かなトレイルは霜柱がびっしり。 乙女峠の見晴台からは富士山を木々の間から見ることが出来ましたが、なんだか雲が出てきたよ。 乙女峠から20分ほど登ると長尾山の平らな山頂に到着。霜柱で真っ白!この日はさすがの私も長袖シャツを着て歩いていたほど冷え込んでいました。 ロープがかけてある場所もいくつかある岩場を抜けると南側が開けて箱根の町と芦ノ湖を見ることが出来ます。
箱根には何度も来たことがあるけれど、こうやって山の上から眺めたことはなかったのでとっても新鮮。
山頂に近づくとだんだん嫌~な色の雲が辺り一面を覆ってきて、東名高速や登山口で最高の富士山日和だと喜んだ青空はどこかへ行ってしまいました。 あれー富士山はどこに行っちゃったの?大きな大きな雲が富士山を丸呑みにしていました。残念賞! 山頂は富士山が見えなくて残念なばかりか、気温が急激に下がっていて上着を2枚着込み手袋に毛糸の帽子を被っても寒くて凍えそうなくらい。おまけに雪が降ってくるではありませんか!
本当は金時神社のほうに下山するか、明神ヶ岳のほうに縦走しようかと計画していたのだけれど、金時神社へ下る道はとっても混雑していたので、結局私たちは来たときと同じ道を下ることにしました。 雪は私たちが下山するまで止むことなく降り続いて登山道は薄らと雪化粧するほどでした。
朝は最高にいいお天気だったのに、富士山が見えないどころか雪になるなんて想像もしていなかったけれど、初雪を山で体験できたのはちょっぴり嬉しかったかも(^^♪ 短い時間の山歩きでしたが、ピーンと張りつめた冷たい山の空気を胸いっぱいに吸い込むことが出来て気持ちはすっきり!
次回は相棒も一緒に来なさいってことかな(^-^; 高速バスもどんな感じなのか分かったし、雪がいっぱい降ったらリベンジしに来てもいいかも知れないね。
おまけのお話
下山してバスで仙石原まで移動。今日のお宿はたぁちゃんが予約してくれた東急ハーベストさん。冷えた体を温泉で温めてまったりして、素泊まりだったので夕飯は湿性花園の入り口にあるレストラン グレイン
まで食べに行きました。 箱根にしてはなかなかコスパもいいし、お食事も美味しかった。お店のワンちゃんも可愛かったし。
翌日は山中湖経由で帰ることにしたので、お昼は吉田うどんを食べに行きましたよ。 渡辺うどん。
お店に着くまでどこにも案内がないし、お店は普通の民家だし。でも、お店に入ったらお客さんがいっぱいでビックリ。 受付で注文するとあっという間に出て来ました。これにもビックリ。
これはそうちゃんが頼んだ肉たまうどん。太くて硬めのうどん、とても美味しかった。うどん好きの相棒を連れてきてあげなくっちゃ!
ご飯を食べたら津久井に向かい、たぁちゃんのお母さんのお友達の浩太郎さんの畑にお邪魔して収穫の真似事。
お手伝いというよりはお野菜をいただきに押し掛けたというか(笑) 無農薬のとれたて新鮮野菜!今回はすべておんぶにだっこ状態で車に乗せてもらってあちこち連れていってもらって、おいしい野菜まで分けていただいちゃって。至れり尽くせりの旅でした。たぁちゃん、そうちゃん、山うさぎさん、お世話になりました。相棒がいなくて寂しい週末のはずが、とっても楽しい週末になりました。ありがとうね!
もう一つのおまけ。
相棒が社員旅行で訪れた大分。日曜日は朝早くから海釣りに出かけたらしく、これまたビックリなお土産を持って帰ってきてくれました。 大きいのは40cm超えていた関サバ&関アジ。相棒が帰宅したのが11時ごろだったので昨夜は夜中までサバをさばく羽目になりました(*_*) こんなに沢山とは思っていなかったので、嬉しいけど参ったなって(苦笑) 相棒も釣っていてどうやって持って帰るのか不安になったのだとか。
こんなに大きな魚をさばいたことは無かったのでいい経験にはなったけどね。しめ鯖も美味しく出来たし夜中2時まで頑張った甲斐はありました。釣るのは楽しいけど後始末は大変だね・・・しばらく釣りはいいかもね(#^^#)
冬の寒さが急にやってきましたね。もう高い山は真っ白になっているみたいで気になって仕方ありません。今週末は雪景色が見たいなーと思うけど、お天気次第かな。風邪も流行ってきているので暖かくして過ごしたいなと思います。]]>
LAST MAUNTAIN CAMP・2014@将監峠 2014.11.15(土)~16(日)
http://kornblume.exblog.jp/23067753/
2014-11-18T12:10:30+09:00
2014-11-18T12:10:43+09:00
2014-11-18T12:10:43+09:00
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山 2014
冬枯れの山と富士山@将監峠(しょうげんとうげ)
2014年も残り少なくなり、年末にかけて予定も埋まっているのでこの週末を逃すとテント泊をするチャンスが無さそうな我が家。どこか静かなテン場でのんびり山時間を過ごせたらともう紅葉の時期も終わった奥秩父の将監峠に行って来ました。
予定では飛龍山にでも登ろうと思っていたのですが、結局は1つもピークを踏まなかったゆるゆるな2日間。楽しい時間になりました。 旅の始まりは山梨県甲州市三ノ瀬にある民宿みはらしから。こちらに車を止めさせてもらって出発です。(一日500円×2) 年末にかけて仕事が忙しくてお疲れ気味で、久しぶりに担ぐデカザックが足腰にキマス。この日の朝も起きたのは6時過ぎ・・・家を出たのが7時で三ノ瀬に着いたのは10時過ぎというのんびりさ(^^♪ 登山口から将監峠までは林道歩きが続くのですが、すっかり葉っぱが落ちてしまった森では野鳥の姿を沢山見ることが出来ました。
小さなキバシリ(木走)を見たのは久しぶり。 約2時間の林道歩き。前回ここへ来た時は相棒が風疹に罹ってたんだっけ。こういうことは忘れられないよね。 今日は関東のお山はどこもお天気いいねーいい週末だねー(#^^#)
将監峠に着くと・・・あれ、小屋はお休みだ。ってことはビールが買えないのね。と少々悲しくなりながらも誰もいない静かな寂しいくらいのテン場に我が家を設営して、ポカポカのテントの中でしばしお昼寝タイム。この時間のために頑張って重たいザックを担いで来てると言っても過言ではないのよね。
誰もいない静かなテン場でBE-PALを読みながらうとうとシエスタ・・・ひと眠りして目が覚めたら、どこからか声が聞こえてきて・・・ 実は前日にどこに行くの~なんて話をLINEでしていたら、同じ場所でテント泊を考えていた(笑)bebeさんとケーコちゃんが作場平から縦走してやってきました。
この間まで50張りもあったというのに、季節外れなのですねーほかに誰もいないテン場。静かすぎるー(笑) 小屋番さんもいらっしゃらない訳ですね(^^ゞ
3時過ぎるとあっという間に日は落ちて冷え込んできたので、自炊室をお借りして夕飯をすることにしました。 お酒持って来て良かった(#^.^#) やっぱり今、旬なのはこれですよね!
この夜は我が家のキムチ鍋とbebe家のイワシ丼をシェアして宴会。ワインも3本空きました。自炊室が無かったらとてもじゃないけれど宴会は出来ないくらいの寒さでした。夜は急激に冷えて眠れるかなって思ったけど、空いたワインのペットボトルにお湯を入れて湯たんぽにしたので、足元ポカポカでぐっすり眠ることが出来ました。 夕方遅くなって他にソロの方が二人と学生さん6人が来て、合計5張りになりました。静かで星空が綺麗な夜でした。 翌朝起きた時は雲がありましたが、次第にすっきりして来ました。 本当はお互いに別の山に登るはずでしたが、寒さに負けてこのまま下山しちゃうことに決定。 熱々キノコ鍋で朝ごはん。体が温まるね。 キノコ鍋とアンドーナツ。美味しくいただきました。 この朝は氷点下8度くらいまで下がったみたいで、水場にもしぶき氷が出来ていました。 よーく見ると、細い草に着いた水しぶきが凍ってこんなに太くなっていることが分かります。この先どんな風になっちゃうのかしら。 不思議な世界。
ご飯を食べたらのんびり撤収。そうそう、いつももの凄くきちんと整理整頓されていて上手にパッキングしているbebeさんのザックの中身を撮らせてもらいました。 山の雑誌のザックの中身の記事が好きなわたし。私も上手にパッキング出来るようになりたいわ(^-^; テン場の端っこからは富士山もくっきり。どこか登ればきっと気持ちいいんだろうけどねー今日はもう下山しちゃうことに決めたからねー。 私達が下山する頃、小屋番さんが登ってきて立ち話。小屋のWCはバイオトイレに変わって綺麗になっていて快適。自炊室も有難かったとお礼を言いました。値上がりして一泊1000円になったけどこのバイオWCになったのだものの当たり前ですね。
作場平に車を止めてきたbebeさん達を送ることにしたので、一緒に三ノ瀬へ下山。今年一年の山行を振り返りながらのんびりと。楽しい二日間になりました。 お天気にも恵まれた2日間、こんなまったりテント泊もたまにはいいなぁ。仕事もちょうど繁忙期で目の回りそうな毎日だけど、こんな山時間があれば頑張って乗り越えられそう(#^.^#)
急に寒さが厳しくなった東京。今週末は3連休で楽しい予定が待っているので、元気に過ごしていきたいな。温かくして過ごしていきましょう。
おまけ。
山の帰りはどこで何を食べようかと迷うのだけど、奥多摩湖(小河内ダム)にある奥多摩 水と緑のふれあい館にあるパノラマレストラン「カタクリの花」も時々お邪魔しています。 奥多摩清流定食1000円 奥多摩山水定食1100円
どちらも値段の割りにボリューム満点で美味しいですYO💛 食いしん坊の4人もみんな大満足でした。チャンスがあったら是非~♪
さて、今日は午後から仕事(^-^) 皆さまも充実した1週間をお過ごしくださいませね。
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秋を味わいに@滝子山&笹一酒造新酒祭り 2014.11.8(土)
http://kornblume.exblog.jp/23011753/
2014-11-10T22:40:00+09:00
2014-11-13T22:09:13+09:00
2014-11-10T22:41:01+09:00
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山 2014
雨予報だったのに富士山も見えて大感激@滝子山山頂より
この土曜日は一年間楽しみにしていた山歩き&笹一酒造新酒祭りでした。前日までの天気予報では昼くらいには雨が降り出しそうだったので山歩きはやめちゃって新酒祭りだけにする?という案もあったのですが、罪悪感を失くすためにも山歩きはしたいよねと早朝の7時に笹子駅から滝子山へと歩き出しました。
この日はたけさん、そして私の同僚の愛ちゃんと我が家の4人のパーティー。和気あいあいとした素晴らしい一日になりました。 この日も寂しょう尾根から滝子山を目指します。急登続きの尾根歩きですが、美しい雑木林の中を抜けて歩いていくこのコースが大好きで。お気に入りのブナにまた会うことが出来ました。 山は初心者の愛ちゃんもガールスカウトで活躍していただけあって、危険マークのついている岩場もいとも簡単に登って行きます。楽しんでいるようで良かった! 稜線にのるまで約3時間。ふくらはぎもぱんぱんだし、お腹もペコペコ。 この日は雨の予報だったので、雨具も傘も持ってきたくらいで、富士山を見ることが出来るなんて思いもしなかったので、嬉しい山頂になりました。
山頂でお昼ご飯を食べて休憩。今日は食後のデザートを持って来ましたよ。 前日にお誕生日だった愛ちゃんのために小さなケーキを担いで来ました。大好きなユーハイムのフランクフルタークランツ。愛ちゃんも喜んでくれて良かった💛
お腹もいっぱいになったので下山して今日の本当の目的地へ急ぐことにしましょう。 カラマツの黄葉が美しい防火帯。気持ちのいい場所です。 紅葉には少し遅かった感もありましたが、それでも十分に美しい森。 滝子沢沿いにはいくつも滝があってとっても美しいんです。やっぱりここは何度来てもいいな~って思う大好きな場所。 川沿いに下って行くとだんだんに森が輝きだしました。 楓は真っ赤に色づいていて綺麗だね~と何度も歓声が上がる。 愛ちゃん、久しぶりに歩いた秋の山はいかがでしたか? この日は雨が降るどころか青空が広がって最高の山日和。誰の行いが良かったのかな。 去年たけさんに教えてもらった言葉・・・美林。この林の紅葉は優しい色で大好き。
雑木林を抜けて植林地に入ると、今年の大雪の影響からか倒れてしまっている杉が驚くほど沢山ありました。心が痛かった。 お地蔵様のいる登山口へ出てあとは車道を歩いて・・・笹子駅そばの笹一酒造へ。 500円でグラスを購入すれば、日本酒の新酒に山梨ヌーボーワイン飲み放題!こんな楽しいイベントはないと思う(笑) ワインのつまみにと久しぶりに作っていったケークサレ。簡単なのに美味しいと好評で嬉しい。
笹一には地元のお客さんはもちろんですが、登山者もかなり多くて、滝子山の山頂で会った人たちも皆さんこちらへ来ていました。滝子山は日帰り登山としてはそこそこハードな山なので朝早くから歩かないと笹一で楽しむ時間が少なくなっちゃうので早起き必須だけれど、頑張って早起きする価値は大いにありますねェ。来年もまた来ようねーと約束して、すっかり暗くなった笹子駅から中央本線に揺られてのんびり帰路に着きました。楽しい美味しい大満足な秋の一日になりました。
おまけ。
翌日、私はEOS学園デジタルプリントゼミの撮影実習で神代植物公園に行って来ました。朝、家を出た時、雨がザーザー降っていて、ちょっぴり面倒くさいな~って思ったのですが、公園に着くと雨が上がってくれて絶好の撮影日和になりました。持って行った傘が邪魔で仕方なかったけど(^-^;
私はこの日、生まれて初めて薔薇の花を撮りました。自分でわざわざ薔薇の花を撮りにいくことは無いし、山で会う花が一番って思っていたし。でも、やっぱり薔薇は香りはいいし、美しくて、久しぶりに夢中になって撮影しました。 思ってもみなかった雨上がりという好条件。小さな水滴がいっぱいついた薔薇の花の可愛さにノックダウン。ちゃんと整理したら、またブログにアップしようかな。たまにはこういう花を撮るのも楽しいものですね💛
神代植物公園はちょうどダリアと秋薔薇が見頃でした。もう一回くらい撮影しに行きたいな。
最後のおまけ。
実習のあとでいただいた深大寺蕎麦@多聞 場所を移してお汁粉。すでに一年以上のお付き合いになったお友達とのお喋りは尽きることが無い(笑)
雨でどうなることかと思ったけれど、盛りだくさんの充実した週末を過ごすことが出来ました。だんだん近場の山の紅葉が輝く季節になって来ます。どこで紅葉を楽しもうかな?今週も元気に過ごしていければいいなと思います。]]>
晩秋彩る瑞牆山と美味しいキャンプ 2014.10.25(土)~26(日)
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2014-10-28T12:20:00+09:00
2014-10-28T12:27:40+09:00
2014-10-28T12:20:18+09:00
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山 2014
今なお噴煙の上がる御嶽山に手を合わせる(八ヶ岳の左に見える山が御嶽山)
この週末は山仲間と一緒にみずがき山自然公園でキャンプを楽しむことになっていました。初めはキャンプだけの予定でしたが、山日和だし登ろうよーと予定変更して瑞牆山に登って来ました。
素晴らしい青空が広がる瑞牆山に日帰りで登ったのは初めて。山頂からの絶景を楽しんできました。 みずがき山荘前を7時40分に出発。今回は林道経由で初めて歩きました。森が切れたところからどーんと見えた八ヶ岳。大好きな美しい稜線。今日はどの山もいい天気だね。
富士見平山荘手前で通常の登山道と合流して・・・登ったり下ったり。
両手を使って、お尻も使って。登山道は渋滞していました。 狭い山頂も登山者でごった返し。久しぶりにこんだ混んだ山に登ったかも。
でも、この眺めだもの~~~そんなことは許せちゃう。 金峰山へと続く稜線も美しいし、何と言ってもカラマツの黄葉が素晴らしくて嬉しい。
この眺めを見ながら、やっぱり金峰山へはこちら側から登るのがいいね~としみじみ。 さすがにこの山の山頂ではジャンプは禁止ね(^-^; やすり岩はやっぱり圧巻。恐ろしいんだけどついつい崖のぎりぎりまで行って覗いてしまう(笑) 瑞牆山はほんとにいい山だなー! この場所は相棒はかなり怖かったらしい。
さて、今日は山deブランチしちゃいます。まだ10時半ですけどね。 今日は我が家はまい泉のカツサンドと果物にカップスープ。簡単にしたのには訳があって・・・
今日は山めし礼賛さんとご一緒なので、お裾分けに期待していた訳です(^^♪ どこかの小屋番さんみたいに箸とお皿を持ってね。ファミチキ赤ワイン煮込み。山めし礼賛さんの手際の良い山めし作りを間近で見る幸せ♡ クリームチーズコンビーフサンドしたもの(お洒落な名前ないかな) 美味しかった!bebeさんからもチャーハンおにぎりのばうをおすそ分けしてもらって満腹です。ご馳走さま! 下りは相変わらず大渋滞の登山道。富士見平小屋の鹿ドックが気になるけど、次回のお楽しみにしておきましょう。 下りも林道経由でのんびりと。 日が当たって紅葉が輝いていました。 本当にいい時に来たね、山歩きも出来てよかったね。気の合う山仲間との日帰り瑞牆山山歩、短い時間だったけど晩秋の森を楽しむことが出来ました。
下山したらみずがき山自然公園へ移動してテントなどの設営をサクッと終わらせたら、待ちに待った美味しいキャンプの始まりです。 山めし礼賛さんはここでは燻製同士さんに早変わり。バーボンノブクリークの差し入れ。 うんまい。 いい香りとともに出来上がった蜂蜜味噌ベーコンの燻製!これ絶品です。飲める!
仕事が終わってから駆けつけてくださった山吹さん&NOBUEさん! 頭から尻尾まで食べられた天然物の鮎の塩焼き。これは日本酒でしょう。 これまた毎回持ってきて下さる馬刺し(うまさし)がめっちゃ美味しくて。 ケーコちゃんが準備してくれたミニトマトの豚バラ巻き💛 火傷しそうだけど美味しいの。
夕方に到着したキキさんとたっくん&マコリちゃん!キキさん家の豪華糠漬け。 日本酒が止まりません。糠漬けの向こう側にはbebeマリネもね。 おでんも美味しかった!
その他にも生しらすやサザエの壺焼きにホタテ焼き・・・みんなで持ち寄った美味しいものがいっぱいでお腹も心も満たされました!本当にご馳走さまでした。
私も鶏肉ときのこのブレゼと寸胴鍋いっぱいのキノコ汁を作ったのに・・・自分が作ったものは写真も撮らず仕舞いでした(*_*; きっとbebeさんが撮ってくれてると思うので後ほどリンクしますのでそちらでね。 この日は満天の星が輝く中、みんなで焚火を囲んでお酒とお喋りを楽しんだとーっても素敵な夜を過ごしました。
美味しいキャンプに瑞牆山山歩に、どんぴしゃりの紅葉のおまけ付きの週末。素敵な仲間と過ごす時間は何にも代えがたい楽しいひと時でした。またご一緒しましょうね。 御嶽山の噴火から一ヶ月。ようやく御嶽山に手を合わせることができたのも、私にとってやっと念願が叶いました。みんなのこと、私は忘れないよ。いつか御嶽山にまた登ることが出来る日が来ますように!
今日も東京の空は澄み渡り雲ひとつありません。日本の秋はさわやかな風が吹く素晴らしい季節。今週もいい一週間でありますように。笑顔でいらるように毎日を丁寧に大切に生きていきたいと思います♪
bebeさんの瑞牆山山歩
山吹さんのブログ
キキさんのブログ]]>
秋山さんぽ@西大巓~西吾妻山 2014.10.18(土)
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2014-10-21T21:09:00+09:00
2014-10-24T22:30:46+09:00
2014-10-21T21:09:17+09:00
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山 2014
西大巌からたおやかな西吾妻山を眺める
この週末は恒例の相棒の会社の仲間と猪苗代へ行って来ました。実は3年前の秋にも西吾妻山に登るはずで裏磐梯に行ったのですが、その時は雨、そして去年は台風でキャンセルになっていた山歩き。ようやく歩くことが出来ました。
早くから宿の予約をしているので、お天気は運任せ・・・三度目の正直で今回は素晴らしい秋の空の下を歩くことが出来ました。
西吾妻山へ登るコースはいくつかあるのですが、今回私達が歩いたのはグランデコスノーリゾートのゴンドラを使うコース。
ピューンと一気にスキー場の上部へひとっ跳び。スキー場の中を歩いて行きます。 年に2回ほど猪苗代に来ているのだけど、なかなかこんないスッキリ美しい磐梯山を見ることが無くて。振り返りながら磐梯山を見るだけでもテンションアップします。 スキー場の最上部はかなりの傾斜。みんな、もうすっかり汗だくです。
スキー場を抜けると、樹林帯の中の急登を登るのだけど、ここがドロドロ&川になっていて悪戦苦闘。私達にはこんな悪路は日常茶飯事のことだけど、それでも滑ったら嫌だから必死です(*_*)
写真を撮る余裕のないまま、約2時間・・・急に見晴のいい場所に躍り出ました! 今日の目的地、西吾妻山へと続くなだらかな美しい稜線が目に飛び込んできて嬉しくなる。 あとひと登りで西大巓の山頂だよー! ダケカンバの黄葉はもう終わっていて残念だったけれど、ダケカンバの白い幹も美しい。いい眺め~! この仲間と2回登った磐梯山。 安達太良山も今日はくっきり美しい。
西吾妻山へ向かう前におやつタイムです。 ここに来る前に立ち寄って買ってきたどらや製菓のどら焼き! これが、本当に美味しいどら焼きなんです。これで西吾妻山まで頑張れるかな。 西大巓からは気持ちのいい笹原を抜けていくの。一旦大きく下って登りかえします。 眺めが素晴らしくてついつい立ち止まっちゃう。 途中で小さな湿原の中を歩いて。 西吾妻山の山頂付近は雪が残っていました。初雪かな。 百名山・西吾妻山の山頂は全く展望のない樹林帯の中にありました。大菩薩嶺みたいな感じね。
あまりにも狭いし、反対側から登って来る団体さんもいたので私達はこのまま、天狗岩まで行って、そこでお昼ご飯にしました。天狗岩の辺りは天元台から登って来る方が多いのか、沢山の登山者がお弁当を広げていてビックリするくらいでした。
本当は餃子鍋を作って皆さんに振る舞おうと材料を背負っていったのですが、ここでのんびりしちゃうと帰りのロープウェーの時間に間に合わわなそうで、食べるのを諦めたのでした。残念! さて、来た道を戻りましょう。 秋色の湿原。たぶんご一緒した皆さんは初めて見たんじゃないかしら。 西大巌に戻って・・・一発ジャンプを! 磐梯山にもまた登りたいな。
下りのドロドロトレイルにはずいぶん泣かされました。膝が笑っちゃって。スキー場まで戻ってきたらひと安心。 樹林帯を抜けてスキー場に出ると、太陽の光を浴びて唐松の森が黄金色に輝いていました。 こんなに綺麗だったなんて登りでは気が付きませんでした。 ロープウェーの最終は4時でしたが、なんとか間に合いそう。美しい唐松の森を眺めながらゆっくり下って行きました。 紅葉にはもう遅いのかんと思いながら向かった裏磐梯でしたが、とーっても綺麗で大感激。みんなもこんな美しい紅葉は久しぶりに見たと感動してました。
初めて歩いた西吾妻山・・・樹林帯の中はちょっぴり面倒くさいけど、稜線に出てからの美しい眺めは天下一品のとっても素晴らしい山でした。ようやくいいお天気に恵まれて感謝でした(^^♪
宿の傍で磐梯山を見ると夕焼けに染まって真っ赤になっていました。 また登りたいな。
おまけ。
日曜日も最高のお天気だったので、我が家は磐梯吾妻レークラインをドライブすることにしました。 滅多に観光っぽいことはしないのだけど、たまにはこんなドライブもいいな。あちこちのパーキングで写真を撮りながらのドライブ。小野川湖。 小野川湖の上には檜原湖の水面。 パッチワークのような秋の山。 磐梯山はどこから見てもかっこいいな。 中津川渓谷ものんびり散歩。 川に沿って破線ルートが奥~の滝まで行けるみたいだけど、かなり厳しい感じ。ここへ来るだけでもちょとしたアドベンチャーでした。 予想以上に美しい秋を楽しむことが出来て大満足の週末になりました。秋はどんどん山を駆け下りてきますね。次はどこで紅葉を楽しみましょうか? 中津川橋から見た西大巓(左)と西吾妻山(右)。あっという間に真っ白になるのかな?
月末から年末にかけて、仕事の繁忙期でちょっぴりいつもより忙しくなるわたし。山や森にエネルギーをもらって元気に過ごしていきたいなと思っています。]]>
AUTAMN CAMP***帝釈山&田代山 2014.10.11(土)~13(月)
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2014-10-14T20:09:00+09:00
2014-10-14T20:10:31+09:00
2014-10-14T20:09:27+09:00
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山 2014
思いがけずリベンジに成功した秋の空の下の田代山
この連休はまたもや台風がやって来るということで、前々から楽しみにしていた福井チームとのキャンプは涙のキャンセルとなり、急遽行先を北へと変更して再び福島・桧枝岐でのキャンプを楽しみました。お天気にも恵まれて楽しいキャンプを堪能しただけでなく、初夏に敗退していた帝釈山&田代山にも登ることが出来ました。
8時に桧枝岐のアルザ尾瀬の郷でbebeさん夫婦と待ち合わせで林道を車でガタゴト40分(;´∀`) 帝釈山の馬坂登山口へ移動。8時50分に準備を済ませて出発です。 前回は雨降る中を歩いたので、どんな景色を見ることが出来るのか嬉しくてなりません。 ほら、あそこが会津駒ヶ岳だよ💛 360度の展望が広がる帝釈山! 賑わっていた帝釈山の山頂はスルーしてそのまま田代山へ足を進めます。岩岩のトレイルを一気に下り、あとは小さなアップダウンを繰り返すのですが、奥秩父のような苔と針葉樹の森の中を進む道なのでした。 ツルリンドウの可愛い実が森の中で宝石のように輝いていました。
帝釈山から1時間ほどの稜線歩き。知らない道を歩くのは長く感じます。 ようやく田代山避難小屋に到着。綺麗なWCもあります。
避難小屋の横のブッシュを抜けると・・・ パーッと目の前に湿原が現れて、歓声が上がる。 この田代山湿原は空から見るとまるでプリンのように見えるので勝手にプリン山って呼んでるんだけど、どこかからかこの山を今度は眺めることは出来るのかな? 丸く広がる山頂湿原をぐるっと歩きましょ。見えてるのがどこの山なのかちんぷんかんぷん(*_*; 一緒に歩くのはGWの仙丈ケ岳以来なのでお喋りは尽きることがない女子。 気持ちのいい風が吹いていてホントに気持ちが良かったぁ。 この稜線は会津駒ヶ岳から中門岳へとつながる大好きな場所。 どこが山頂なのかはよく分からないけど、一応ここが山頂みたい。
お腹も空いたし、分岐に戻ってお昼ご飯にしましょう。 今日は矢グルメ草担当のむかごお握りと唐揚げ&卵焼き。シャインマスカットはbebeさん夫婦から。 この美しいお吸い物もbebeさん夫婦からの差し入れ。山で食べるとお弁当もいつもより美味しく感じるね。
マスカットは皮ごと食べられるから山向き。みずみずしくて美味しかったぁ。ご馳走さまでした! この湿原は高山植物の宝庫なので、また来てみないとね。 紅葉にはちょっと遅かったけれど、この前歩けなかった田代山にも行くことが出来たし、往復5時間の秋の空の山歩きはとても楽しいものでした。
桧枝岐に戻って今日のキャンプ地へ。今回はバンガロー&キャンプからまつさんでの初めてのキャンプです。 こじんまりした小さなキャンプ場だけど、プライベート感覚で楽しめる林間サイトは最高に気持ちいい!キャンプの達人bebeさん夫婦も気に入ってくれたみたいで嬉しい。 からまつさんのお母さんからは栗おこわの差し入れ。これが美味しくて・・・ご飯の前なのにペロリ(笑) この日は自宅で柔らかく煮てきた牛すじを使って牛すじカレーと蒸し野菜をトッピングしただけの簡単な夕ご飯。たまにはキャンプでカレーもいいね。
翌日は残りのカレーとご飯でカレーリゾットを作りました。 昨夜カレーに乗せるはずだった温泉たまごをのっけたら豪華になりました。夜の残りを朝形を変えて食べるというのは簡単だし理想的だわ。
この日はからまつさんにアイディアをいただいて、いつか歩きたいと思っていた沼山峠から七入までの沼田街道を歩くことにしました。 七入にbebe号を置いて、我が家の車で御池まで移動して、御池から沼山峠へは会津バスに乗り換えて。 賑やかなところが苦手な私達にぴったりの静かな登山道。雰囲気も最高だし、なんと言っても沼山峠から七入まではずっと下りなのです(笑) 森の中は美しくて、癒される。 山の秋は足早に過ぎていく。いっぱい深呼吸。 ひっそりと流れ落ちる抱返ノ滝 お決まりのね(^^♪ ほとんど誰にも会うことのない静かな森。本当は尾瀬沼に行こうかと思っていたのだけど、ここを歩いて正解だったね。 乾燥気味でキノコは少なかったけど倒木があるとキノコを探してみたりして。 初なめこ発見には湧きました!恵みの雨が降ったらどんどん出てくるんじゃないかしらね。 七入までのんびり3時間のハイキング。ずーっと下りだしね、森は美しいし、よく整備された歩きやすいトレイルだし、大満足の4人なのでした。
お昼ご飯を桧枝岐村で食べてキャンプ場に戻ってのんびり大人のお酒の時間。そうそう、この日日帰りで会津駒ヶ岳からキリンテへと歩いた山友みっちゃんが乱入 キャンプ場に立ち寄ってくれて賑やかな時間になりました。
この日の夜は我が家はチャプチェと芋ったらし。bebe家はせんべい汁とbebeマリネ、そして燻製を色々作ってくれました。 この夜は焚き火を囲んで12時までお酒タイム。ちょっと飲みすぎましたね。でも、ホント楽しかった!
急に決まったキリンテキャンプでしたが、お天気に恵まれて山歩きも楽しむことが出来て、幸せなお休みになりました。からまつさんご夫婦には今回も沢山お世話になりました。来年もまたキャンプをしに行きますね。 久しぶりに一緒に過ごしたbebeさんのブログはこちらから①キャンプ編
自宅に戻るころには雨も強まって大変でしたが、東京は夜中のうちに台風も過ぎ去ってくれて今日は台風一過の青空が広がった一日でした。今週も元気で頑張っていきましょう(^^♪]]>
秋の奥尾瀬を歩く@渋沢温泉小屋~三条ノ滝~裏燧林道 2014.9.27(土)~28(日)
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2014-09-30T18:08:00+09:00
2014-09-30T18:55:47+09:00
2014-09-30T18:08:31+09:00
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山 2014
秋色に染まった燧裏林道@ノメリ田代
この週末は春に一緒に会津駒ヶ岳に行った仲間と奥尾瀬の渋沢小屋(しぼさわごや)に行って来ました。お天気に恵まれた二日間、大きなブナの森から数々の湿原へと抜けて静かな奥尾瀬を満喫してくることが出来ました。 御池の駐車場に車を止めて、9:20御池発尾瀬口行の会津バスに乗って小沢平(こぞうだいら)まで移動。今日はここから渋沢小屋までCT1:30の軽いハイキングのつもりでしたが・・・ 思いのほかアップダウンがあったり、田んぼのようなトレイルで(^-^; でもでも、ブナの美林が広がる森は本当に綺麗で何度も立ち止まってしまう。 いつもイメージしてる尾瀬とは全く違う場所なんだなぁ。 ネットではいつもお喋りしているので久しぶりって感じはないのだけど、女子が揃えばお喋りは尽きるが無くて。
大きなブナの木に歓声が上がったり、とにかく賑やかで楽しい時間。 こちらの森の紅葉はもう少し先みたいだけれど、秋の気配はそこかしこで見つけることが出来ました。 CTをすっかりオーバーしてようやくシボ沢に到着。真っ白い水が流れているのがシボ沢で、あちらがわで只見川と合流します。 ずっと訪れたいと思っていた渋沢温泉小屋にようやく来ることが出来ました。
小屋番の森さんにご挨拶をして河原でお昼ご飯を食べたら(よっぽどお腹空いていたのか写真は無し)本当はもう昼寝しててもいいくらいな疲労度だったんだけど、ツアーリーダーのみっちゃんがお休みさせてくれません(笑) 渋沢大滝までお散歩に出かけることにしました。 鬱蒼とした原生林の中を登ったり下ったり。お腹がいっぱいで苦しいんですけど!
30分ほどで渋沢大滝が見えてきてテンションアップ! でもね、ここから滝壺までは渡渉しなくては行けなくて。シボ沢の流れは早いし、どうしても私は渡ることが出来ませんでした(*_*; もうここで十分だから大人しく待ってることにしました。はい。 水が流れる音を聞きながら河原に座って一人シャッタースピードの復習(苦笑)
渋沢大滝はというと なかなか立派な滝だったみたいですねー(百尋の滝くらいかしらん) ほんの少し色付き始めた森の中の散歩を楽しんで小屋に戻ったら、待ってましたの温泉に入ってのんびりタイム。
小屋は個室タイプでふかふかのお布団だし、どこもかしこもピカピカに磨かれていて美しく整えられていました。ちなみにWCは水洗です!
さて、5時半からは楽しみにしていた夕ご飯。 お料理もだけどお皿もオシャレで素敵! 日本酒は小屋番の森さんが冬の間働いている松本の酒蔵で作った「山女」に「山男」美味しくいただきました。
消灯の8時までお部屋に戻って相棒が担いで来てくれた久保田 萬壽を飲んでいい具合に酔っぱらい布団に入ったら爆睡でした。この日も素晴らしい星空で・・・相棒が小屋の外で星空撮影をしてくれてました。 星が多すぎる!私は相棒が撮りに行ったのも帰って来たのも全く気が付かずにぐっすり☆
朝ご飯は山小屋にしては遅めの6時半から。 こんな山の中で心のこもった美味しい食事をいただいくことが出来て感謝!
お土産もいくつか買ったので今度ご紹介しますね! 静かな山の宿の雰囲気にぴったりの穏やかな森さんにさようならをして出発です。 小屋の前で手を振る癒し系の森さん!またいつかお邪魔しますね!
さて、今日はここからウサギ田代へ向かい、まずは三条の滝を目指して歩きます。 九十九折の急坂を一気に上る。今日はキツイと分かっていたのでみんな覚悟が出来ているみたい(笑) ブナの大きな森の中を進むとウサギ田代との分岐に差し掛かりました。ここのザックをデポして三条ノ滝まで行くことにしました。
分岐を曲がってほんの少しで小さな湿原・ウサギ田代に出ると一気に秋の気配いっぱいになりました。 秋のグラデーション!
ウサギ田代からは三条の滝に向かって急降下。ここをまた登ってくるのかと思うとちょっぴりうんざり(笑) 20分ほどで三条ノ滝の展望台に着きました。なんて立派な滝なのでしょう。名瀑100選に選ばれている大きな滝です。 まっつんと先に下って行った相棒は野ネズミと会えたと嬉しそう💛
ゆかりちゃん手作りのパイと山うさぎさんが剥いてくれた梨で休憩です。さっき、朝ごはんをおかわりもして食べたのに美味しくいただけちゃうってみんな健康な証拠! 三条ノ滝からウサギ平までの登りは覚悟していたからかあっさり。やっぱり気持ちの問題なのね。 分岐からは裏燧林道を歩いて御池までCT2:10の道のり。ここからの紅葉はホントとっても見事で! 足元が悪いのであんまり上ばかり見上げてる訳にもいかないのだけれど、この美しさだからみんなの足が止まってしまうのは仕方ないですね。 裏燧橋でシボ沢を渡って渋沢温泉小屋とも分岐を過ぎると、そこからはいくつもの小さな田代の中を進んで行きます。 草紅葉の美しい湿原の中、すがすがしい風に吹かれて歩くこと気持ちのいいことったらない。
珍しい傾斜湿原の上田代からは平ケ岳のなだらかな稜線がくっきり。いつかあの山に登ることがあるのでしょうか? 昼寝したいくらい気持ちいい場所!何度も振り返ってしまうほどでした。 真っ赤っか。 すがすがしい秋の週末、ハイキング気分だった割にはしっかり歩きました(笑)
そう、悲しい出来事・・・私達が渋沢温泉小屋で帰り支度をしている時、ラジオから御嶽山噴火のニュースが流れて来ました。あの美しい御嶽山が噴火して犠牲者が出ていると知り、なんとも言えない悲しい気持ちになりました。
よりによって紅葉の美しいこの時期の土曜日のお昼の時間の噴火・・・山を愛する一人として悲しみが押し寄せて来ました。犠牲になった方もみんな山が好きだったはず。紅葉を見るのを楽しみにして登ったはず。
そう思うと心がとても痛みました。本当に悲しい出来事です。
私達はまだブログを始める前の2009年のSWに御嶽山を訪れました。ブログを始めてから思い出の一つとして書いたレポでコンデジで撮った写真ですが、おそらく私達が今まで見た中で一番美しい夕陽を朝焼けでしたし、美しい山でまたいつか登りたいなと思っていた山の一つでした。
山は生きている。そのことを肝に命じて謙虚な気持ちを忘れずに山歩きをしていかないといけないなと改めて思いました。
下山して桧枝岐村のあした天気さんで遅めのランチをして、まっつん母子とはお別れ。また雪が降ったらみんなで一緒に歩く約束をしましたよ(^^♪
今回の山歩きの企画から小屋、バスの予約をしてくれたみっちゃん、本当にありがとう!山うさぎさん、ゆかりちゃん、まっつん、また一緒に歩くのを今から楽しみにしていますね。色々ありがとう&ご馳走さまでした!
皆さんもあちこちで素晴らしい紅葉を楽しんだ週末だったのではないかなと思います!今週も元気で過ごしていきましょうね!
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秋の風に吹かれて@会津駒ヶ岳~キリンテ 2014.9.20(土)~21(日)
http://kornblume.exblog.jp/22660970/
2014-09-25T19:53:13+09:00
2014-09-25T19:53:32+09:00
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山 2014
大津岐峠より会津駒ヶ岳を眺める 2014.9.21
何度か会津駒ヶ岳には登っているけれど、毎回滝沢登山口からのピストンで、いつか会津駒ヶ岳からキリンテへと縦走したいと思っていました。そんな話をオサバグサ祭りの時にお世話になったキリンテにあるバンガロー&キャンプからまつさんですると、車で送ってあげるわよーと親切に仰ってくださったものだから、図々しくもお言葉に甘えることにしました(^^♪
キリンテに車を置かせてもらい、お父さんの車で滝沢登山口まで送っていただいて2日間の山旅は始まりました! 歩き初めはまだ秋の気配がしないトレイルでしたが、いつも湿気が多くて汗だくになる場所なのに、今日は吹く風がカラッとしていて涼しくて心地よくて。
この日はカメラにレンズ3本(1本は使用せず)に三脚、そして自炊の食材でなんとザックは18kgの重さ(*_*; テント泊装備じゃないのにどういうことでしょうか。 標高を上げるにつれて色付いた木々が美しく輝いていたり、可愛いキノコが生えていたり目を楽しませてくれます。 綺麗だね~と何度も立ち止まってしまう美しい登山道です。
水場まで来ればちょうど半分歩いたことになるのでちょっとホッとしたりします。重たいザックの割りに元気に歩けているかな。 木々の間からなだらかな美しい稜線が見え隠れするようになるとテンションアップ! 木道が出てくると会津駒に帰ってきたような気持ちにさせられます。湿原も大分色づいてきていました。 懐かしくて嬉しくて。予約をしたのは大分前なのでお天気がどうなのか心配していましたが、こんな青空が迎えてくれてラッキー! 駒の小屋へ続く木道。ただいま~! 大好きな燧ケ岳にもこんにちは! 3時間半で駒の小屋に到着!水場からはザックの重さがこたえて、のろのろ歩きだったけれど、なんとか無事に歩くことが出来ました。
小屋番の三橋さんとさゆりさんにお久しぶりのご挨拶をして。お元気そうなお二人にお会いできて嬉しい。 この日のランチはまい泉のカツサンドとおはぎ。
明日のお天気もよく分からないのでエネルギー補給したら、中門岳までお散歩することにしました。 少し寒いくらいだったので上着を着たけれど、駒ヶ岳への登りでもう汗だく。 なだらかな高層湿原が続く美しい稜線。 静かな秋色の湿原の中を歩くという贅沢な時間。 相棒も私もここが本当に大好き。時間の流れが全く違うし、山しか見えないし。いくつもの小さな池塘がキラキラしてて。 中門大池があるこの辺り一帯を中門岳と言うのだそう。 大好きな場所の一つ。貸し切りの山頂です。 とりあえず、ジャンプしておきましょ。
池のほとりに座って空を眺めたり、ボーっとしたり。心の洗濯時間だね。あー気持ちいいねー!
のんびり小屋に向かう途中の立ち寄りポイント。 今日は逆さ燧ケ岳は見れなかったけど、大好きな景色です。 私達が駒の小屋に戻った頃には空には雲が増えてきていました。星空は見えるかな?
さて、今日はからまつさんで教えていただいた桧枝岐村の伝統料理芋ったらしを皆さんに(勝手に)振る舞うことにしていたので、相棒はじゃがいもを10個担いできていました。皮を剥いたジャガイモを鬼おろしで擦って、小麦粉をつなぎに、塩で味付けして多めの油で焼くというシンプルな料理。あちこちでん粉だらけにして頑張って作ったのに、一枚も写真を撮っていませんでした(^-^;
あと一品はキノコとソーセージのスープ。 三橋さんに天然キノコをいただいたりして、美味しく出来上がりました。芋ったらし同様にスープも2回戦目の皆さんに味わってもらいました。芋ったらし、皆さんに好評でしたよ!
7時を回ったころからあんなに広がっていた雲はすっかりどこかへ行ってしまって、見事な星空が見えるようになっていました。三脚担いできた甲斐がありました。 が・・・私は今回ヘッドランプを忘れまして・・・レリーズも忘れて。バカバカ! 手探り状態だったのだけど、なんとか星空を、そして駒の大池に写る星空を撮ることが出来ました。まだまだだけど、駒の大池に写る星空を撮れて嬉しかった!課題がまだまだいっぱいあるので、また三脚持って行くとしましょう。写真はいまいちですが、星空は本当に素晴らしかったです!
翌朝は日の出の30分前に起きて外へ! 夜明け前の静寂。 綺麗だな~!うっとり。 駒ヶ岳も照らされて輝いてます。 山で迎える朝の時間って特別だなぁ。 名残惜しいけど大好きな皆さんともここでお別れ!三橋さん、さゆりさん、今度は地上でお会いしましょう💛
さて、今日これから歩くルートは初めて歩くみちです。富士見林道と言ってずーっと燧ケ岳を見ながら歩けるルートらしい、どんなトレイルなのかドキドキしながら歩き出します。 小屋の横から始まるトレイルを一気に下って見晴しのいい場所にポーンと飛び出すと、燧ケ岳の雄姿が現れました。 燧ケ岳へと続くなだらかな美しい稜線。今からここを歩いていくのかと思うと胸が高鳴ります。美しい! 何度も立ち止まって雄大な景色に見入ってしまう。こんな素敵なトレイルだったとは! なんたって相棒と二人の貸し切りだし! 秋ですね! 秋色の湿原の中を歩く。風が気持ち良くてたまらん! 大津岐峠の手前の最後の湿原で振り返ると会津駒ヶ岳の愛おしい姿をもう一度見ることが出来ました。キリンテから登ると、駒を見ながら歩くことになるのですね。 駒の小屋から1時間半で大津岐峠に到着。燧ケ岳も大分大きくなりました。でも、ここで燧ケ岳とはお別れです。 分岐からキリンテ登山口へと続くトレイルは、よく踏まれた歩きやすい道でした。ふかふかだし、急なところは無いし。 おまけに大きな美林がずと続いて、なんども大きな大木を見上げて立ち止まってしまうほどでした。 野鳥の姿も、キノコたちもいっぱいで飽きることはありませんでした。
キリンテ沢を橋で渡ったら、楽しかった山旅はそろそろおしまい。お天気に恵まれて素敵な出会いもいっぱいで、本当に楽しい山旅になりました。 車道に出るとからまつのお父さんの姿が見えて、私達は両手を振ってただいま~!からまつさんのお陰で歩いたことのなかった道を歩くことが出来て本当に感謝の心でいっぱい。ありがとうございました。私達、キリンテへのトレイル、とっても気に入ったので次回もまたよろしくお願いいたします(図々しいなぁ) 秋の風吹く会津駒ヶ岳。何度登っても飽きることは無く、次に登れる日を楽しみにしてしまう不思議な山。そこには素敵な人との出会いがあるからかも知れません。
今週末はそんな会津駒ヶ岳で知り合って仲良くなったお友達たちと一緒に山旅に行って来ます。賑やかで楽しい、そして美味しい旅になりそうでとっても楽しみです♪ 皆さまもどうぞ実り豊かな笑顔溢れる週末をお過ごしくださいね(^^♪
長いレポを読んでくださってありがとうございました!]]>
いにしえの道を歩いて@島々~徳本峠~霞沢岳 ② 2014.9.13(土)~15(月)
http://kornblume.exblog.jp/22623294/
2014-09-18T21:17:55+09:00
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山 2014
穂高連峰の展望台@K1ピーク・霞沢岳
①からの続きです。
風のない静かな夜だったからか、それとも相当疲れていたからか、ぐーっすり眠って迎えた朝。予定よりも少し遅くなったけれど、まだ暗い4:40に徳本峠のテン場を霞沢岳に向かって歩き出しました。 何しろ初めて登る山なので、どの辺からどんな展望があるのか分からない。出来れば日の出とかモルゲンロートとかを拝むことはできないかなと思いながら、九十九折の急坂を息を一生懸命登るのだけど、これが思いのほかしんどくて(*_*;
暗かった森がだんだん明るくなってきているので、ちょっぴり焦りながら歩いていたけれど、う~~~ん、間に合わないよぅ。と思ったとき、前を歩いていた相棒が九十九折の曲がり角で立ち止まって待ってくれていました。 まだ太陽はまだ昇っていないのだけど、夜明け前の空の美しさに感動してしまう。素晴らしい朝になりそう!
日が昇るまでにもう少し時間がありそうだし、もう少し足を進めることにしましょう。 木々の切れ間からまだ眠っている穂高の姿が見えた。かっこよくて唸ってしまう(^-^)
そのあと、なかなか展望のある場所がなく、どんどん明るくなる空に焦りつつも、急な登りにノックダウン。
ちーん。
私達がジャンクションピークに辿り着いた時、もう太陽は昇ったあとだった。あと10分早く出発していれば良かったのに。
でも、こんなに素晴らしい朝を迎えることが出来て嬉しくてしばし見惚れてしまう。 遠くに八ヶ岳と南アルプス。今日はどの山頂にも喜びが満ちているに違いないよね。
ジャンクションピークに続いていくつかのピークを越えていく。アップダウンが激しくて汗が流れる。
夏に訪れた乗鞍岳も、お隣の御嶽山も今日は雲一つない朝を迎えたんだね。
二人で御嶽山にもまた登りたいね、今度は濁河温泉から登りたいねなどと話す。いつか実現できたらいいなぁ。 朝の光に照らされる森。
登っては下り、登っては下り。汗が流れて止まらない。今日はなんだか特別にしんどい。 でも、だんだん穂高が大きく見えてくるものだから、興奮しながら歩く。 振り返ると、夏に歩いた蝶ケ岳~常念岳~大天井へと続く稜線が見えてきて、テンションアップ。 でもザレた登りが続いてもうへとへとだよ。こんなにきつい山だったとは。
ようやく霞沢岳の核心部が目の前に姿を現した。西穂高から見たギザギザの正体はここだったのね。
大きく下って登りかえすとK1ピーク。そこからまた大きく下って登り返し、ハイマツと岩稜帯を進んでいくとK2ピーク。
素晴らしい眺めが楽しめる稜線歩き! 西穂高の山頂はどこなのか相変わらずよく分からない(笑) この日、笠ヶ岳に登っている山友・・・今どの辺りにいるのかしら。
K2ピークの山頂からの眺めは天下一品!百名山ではないから、それほどメジャーな山ではないけれど、この眺めどうです?素晴らしいじゃないですか! 相棒もジャンプせずにはいられなかったみたい(^^♪ K2から霞沢岳の山頂に向かうと、焼岳がぐーんと近づいてくる。登った山を眺めるって素敵! K2からはなだらかな稜線歩き。気持ちよくてたまらん!
稜線の小さな植物たちは真っ白に凍って花のよう。もう山の冬はすぐそこまで来ているのね。 [8:30]徳本峠から4時間、ようやく霞沢岳山頂に到着!なかなかタフできつい道のりでした。 山頂から見た焼岳は男前で素敵だった。次は紅葉の季節に登りたいな。
山頂はとても狭くてゆっくり休憩できなかったので、K2まで戻って休憩をすることにしましょう。 私達がK2へ向かっているといつの間にか雲がどんどん上がってきて穂高に雲がかかりだしました。
K2でアップルパイを食べてエネルギー充電。さぁ、かっこいい穂高を目にしっかり焼き付けたら、気をつけて下山しよう。 バイバイ、また会いに来るよ。
下りはよくもこんなところを登って来たもんだと我ながら呆れちゃうほどの激下りで、あっちにつかまりこっちにつかまりしながらずるずる滑って下りました。写真を撮る余裕も全くないほどくたくたでした。 この池のある湿地帯が徳本峠と霞沢岳の中間地点。
まだかまだかと思いながら、周りの登山者たちと励まし合いながらへろへろになって丁度13時に下山しました。休憩を含めて8時間20分。長い長い道のりでした。 小屋でとろろうどんをいただいて。この日はよほど喉が渇いていたと見えてビール、ビール、ジュース、ビールとお財布と相談もせずにいただいてしまいました(^-^;
夕飯にはまだ早いのでしばしシュラフに潜ってシエスタ~♪ 最高ですな。
この日は小屋の前のベンチで夕飯にしました。 チーズたっぷりのカレーリゾットにレトルトのハンバーグ、そして茹で卵。
福井の方たちからはへしこをいただいたり、京都のお兄さん達とのお喋りも楽しくて。体はすごく疲れていたけれど、心はとーっても満たされた素晴らしい一日でした。
翌朝は上高地9時半発のバスに乗って島々へ戻ることにしたので、のんびり5時に起きて撤収。日の出の時間に私は小屋の前へ。 八ヶ岳の稜線もくっきり、そして真っ赤に燃える空にまたしても魅了されてしまいました。
次は慌てててんぼう台へ走るわたし。 ギザギザもほんのり赤く染まってくれました。大満足!
6時に徳本峠をあとにして上高地へ下山。九十九折の登山道はよく整備されていて歩きやすかった。 1時間20分で明神、 そこから40分ほどで上高地に着きました。
慌てなくていいねと9時半のバスを選んだのだけど、8時ちょっと前に上高地に着いてしまったので、あと少し早く出発していれば朝一番のバスに乗れたはず。
とりあえず整理券をもらいチケットも買えたので、上高地でモーニングをいただくことにしました。 和定食@バスのチケット売り場2階の上高地食堂。山にはほとんど野菜を持っていかないので特に野菜が美味しく感じるわ(#^.^#)
いつか歩いてみたいとずっと思っていた島々からのクラシックルート、そして霞沢岳をようやく歩くことが出来ました。3連休にも関わらず、とーっても静かな山にどーっぷり浸ることが出来て、素敵な出会いもいっぱいあって、本当に心からいい山旅だったねと何度も話した私たちでした。
私にとってはクラシックルートよりも霞沢岳のほうが何倍もキツカッタけれど、相棒は霞沢岳は全く疲れなかったのだとか。霞沢岳・・・今年歩いた中で一番きつい山だったかも知れません。侮るなかれ200名山!
そして朗報! クラシックルートのあの恐ろしい橋は今週中に架け替えられるんだと小屋番さんが仰っていました。ちょっと勿体ない気もするけれど、最近歩く登山者が増えてきているそうだし、整備も進められているみたいです。怖がりの私が歩く前に架け替えていただきたかったけど(苦笑) 上高地から松本行のバスに揺られて徳本峠入口にて下車して、無事に車を回収。11時台には高速に乗ったのにも関わらず、もう小仏渋滞が始まっていて、結局大菩薩、奥多摩を越えて夕方の帰宅となりました。
そうそう、上高地では涸沢に行っていたみーパパさんにバッタリ!ブログの読者の方にも声をかけていただいたりして、心が温かくなったいい山旅でした💛
さて、週末と秋分の日の間の月曜日に相棒の残りの夏休みをいただけたので、山と温泉と楽しんで来ようと思っています。少し早いですが、皆様もどうぞ笑顔いっぱいの素敵な週末をお過ごしくださいませね(^^♪
長いレポを読んでくださってありがとうございます!島々からのルートで何か質問があればお気軽にどうぞ!]]>
いにしえの道を歩いて@島々~徳本峠~霞沢岳 ① 2014.9.13(土)~15(月)
http://kornblume.exblog.jp/22619109/
2014-09-17T23:25:00+09:00
2014-09-18T16:58:15+09:00
2014-09-17T23:25:05+09:00
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山 2014
遥か昔の旅人をも見守った巨木の森を抜けて歩く。
長年、憧れの一つであった島々から徳本峠を越えて上高地へと続くクラシックルートを歩いて、あの日に西穂山荘から眺めて以来、いつか登ってみたいと思っていた霞沢岳を訪れる日は突然にやってきました。
島々から徳本峠までの距離は16km。歩ききれるだろうかという不安よりも、ようやくここを歩けることの嬉しさで重たいザックを担ぐことさえ苦にならない。そんな高揚した気持ちでこの日の朝を迎えました。 私達はすっかり日付が変わった真夜中に島々の安曇野支所の駐車場で仮眠を取り、島々谷に沿った林道の動物除けのゲートの先にある広場に車を移動して、空が明るくなりだした5時30分に歩き出しました。
広場の駐車スペースには車が5台ほどしか止まっていない。こんなにお天気のいい連休なのに、静かな山旅になりそうだねと心が躍る二人。
まずはCT通り一時間半、林道を歩いた。島々谷はまだ穏やかに流れている。
鳥のさえずりと沢の音だけしか聞こえない。
二股を過ぎるとようやく山道らしくなる。さぁ、行こう。
まだ森は青々としていて初秋の面影はない。踏みあとは細いけれど、よく踏まれている。 私達以外だーれもいない大きいな森が延々と続いている。 緩やかだった島々谷はだんだんに勢いを増していく。今年は水量がとても多いのだそう。
いくつもの橋を渡り、沢の右岸や左岸をいったりきたり。 どんどん沢の流れは急になり、水の音で二人の会話も成り立たないくらい。
この橋を眺めて、ふと思った。なんだか奥多摩の百尋の滝へと続く道に似ているなと。 まだまだ森は青々としているけれど、森の中にはキノコもいっぱい生えていたし、栃の実がそこらじゅうに落ちていて、小さな秋を感じることが出来た。
二股から2時間半でわさび沢に着いた。長いことは長いのだけど、変化に富んだ登山道は飽きることが無く、ずっと会いたかった桂の巨木が目に入った時、なんだか呆気なく感じたくらいだった。 大きな大きな桂の木。どれほど多くの旅人を見守ってきたのだろうか。ようやく私も会いに来れた。 橋を渡るとそこは朽ちかけている岩魚留小屋がひっそりとたたずんでいた。その小屋を見守るかのような立派な桂の木の下のベンチで私達は昼ご飯を食べることにした。 日当たりが良くて暑いくらいだ。
昔、今は新島々までしか通っていない松本電鉄が島々まで走っていた時、電車が島々に着いて歩き出した登山者はこの岩魚留小屋で一泊しないと徳本峠には到底辿りつけなかったのだそうだ。
時の流れの中で必要とされなくなってしまった一つの小屋の歴史は幕を閉じたけれど、この桂の木がここにある限り小屋の歴史は忘れ去られることはないだろうなとふと思った。
でも、小屋は今のところ休業中なだけなので、いつかまた再開することもあるのかも知れないのだけれどね。
岩魚留小屋の横から歩き始めると、さらに古道らしい趣を感じられるようになる。
要はなんだか危なっかしくてここを歩いて大丈夫なのかしらって思うような朽ちかけた苔むした橋を渡ったり、妙に高巻いて沢を渡ったりするのだ。 ずるずる滑る細い高巻きや、 今にも崩れそうな橋が強い流れの上に架かっていたり。一歩足を踏み出すのに、どれほどの勇気が必要だったことか(*_*)相棒が差し出してくれたこの棒が無ければ到底渡りきることは出来なかった(苦笑) どうやって渡ればいいか途方に暮れたり。難易度高かったなぁ。
でも、それでもこの美しい森の美しさに心を奪われてしまった。 何度も立ち止まって立派な木に声をかけながら。 倒木がそのまま橋になっていたり。
16kmのトレイルは長かったはずなのだけど、なんだかあっという間だったようにも感じられた。それくらい歩くのが楽しい、そして想像以上に素晴らしい場所だった。 登山道が沢を離れると、ようやくこの日の本格的な登りになる。
もう恐ろしい橋はないんだなと思うとちょっとホッとして(笑)元気が出て来た。さあ、穂高が私を待っている。 九十九折の急坂を少し登ると、そこには冷たくて美味しい水が待っていた。
この水の美味しいことといったら!今まで飲んだ山の水の中でもトップクラスに美味しい水!
徳本峠は水場が無いのでここで水をたっぷり汲んで行った。 九十九折の登山道は何回も何回もくねくねと曲がりながら高度を上げていく。キツイー。
よく整備された歩きやすい道だったのだけど、16kmの最後に一気に登るのだもの、参ったなぁって感じ。
ちょうど1時に徳本峠に到着! 峠から振り返ってみたけれど、もうどこから歩いた来たのかなんて全く分からなかった。
先に到着していた相棒がテントを立てて、おまけに冷たいビールを買って待っていてくれて感激!頑張って歩いたあとのビールの美味しいことと言ったらない(#^^#) このために歩いてきたと言っても過言ではないかな。
小さな徳本峠小屋は2010年に改築されたらしく、ウッディで居心地のいい小屋だった。
私達はケーキセットを注文。ここでこんな洒落たものが食べられるとは思いもしなかった。 お水が美味しいのだろうなぁ、この珈琲もとても美味しかった!
ところで、穂高連峰はというと・・・ 大事なところはみんな雲に隠れてて。ま、きっと明日は晴れるよね。 夕飯はパクチーたっぷりの焼きそばを作った。山ではこんな簡単なものでも十分に美味しい!
夕飯のあとてんぼう台まで(45秒)までお散歩したけど、やっぱり穂高は雲の中。 明日はきっといいお天気になる、そう信じて早々にシュラフに潜った。いよいよ明日は霞沢岳に登るのだ!
二日目へとつづく・・・]]>
夏の終わりのほんとうの空@安達太良山 2014.8.30(土)~31(日)
http://kornblume.exblog.jp/22538574/
2014-09-02T10:32:00+09:00
2014-09-02T11:08:42+09:00
2014-09-02T10:31:50+09:00
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山 2014
秋の気配いっぱいの安達太良山。
この週末は大好きな場所の一つ、安達太良山のくろがね小屋の温泉に入りに福島まで行って来ました。雨予報の福島県でしたが、幸いにも雨に濡れることなく恵まれた2日間になりました。
3回目の安達太良山でしたが、雪のない季節に行くのは初めてのこと。どんな景色が待っているのかワクワクしながら早朝の東北道を駆け抜けて行きました♪ 栃木辺りでは晴れ渡っていた空ですが、福島に近づくとだんだん雲が増えて来ました。安達太良山の山頂も分厚い雲の中。ゴンドラに乗って一気に標高1340mへ。
今日のほうが明日よりも天気いい予報なので今日のうちに山頂を踏んでおこうと思っていたのだけど、なにやら怪しい空模様。
ほんとうの空は拝めそうにない。と思って歩き出したら薬師岳に寄ることさえすっかり忘れてたと大分歩き出してから気が付く始末(苦笑) トレイルは秋の気配が漂ってる。 ツルリンドウも可愛い花をあちこちで咲かせている。 気の早い子もいたりして、ガスガスの中で全く展望はないけれど、それでも楽しい山歩。 紫色の美しい君にまた会えたね。 小さなキノコにも沢山会えました。 紫陽花の花もピンク色。 ゴゼンタチバナの真っ白な花は秋にはこんな可愛い実をつけるのね。山の宝石だね。 相棒の手のひらにも秋の訪れ。
展望が無いのは残念だけど足元にいくつもの秋を感じながら山頂までは約1時間の道のり。 こんなお天気なのだけど山頂付近は家族連れや団体さんや子供会の子供達で大賑わい。
私たちはこんなお天気だし、混んでるしと山頂を踏むことなくくろがね小屋へと歩みを進めました。 ガスで何も見えなくなったり、急に晴れたりしながらを繰り返す空。私はこの付近で思いっきり転びました。
滑りそうって全く思っていなかったので全く身構えてなくて、派手につるーんと転んで起き上がれなかった。現在右ひざには大きな青あざ、あちこち擦り傷(^-^; ま、大きな怪我をしなかったので良かったけど。
この青空が隠れてしまうと辺りはガスで覆われました。 雪の無い時はこんな感じなんだな~と。雪があったほうが歩きやすいゴロゴロトレイル。 雨雲に追っかけられて大慌て。小屋に入ると同時に大粒の雨が降り出しました。危機一髪! 大好きなくろがね小屋にまた来ることが出来ました。小屋番さんも皆さんお元気そうだし、相変わらず整理整頓された気持ちのいい空間。
チェックインしたら、まずはお目当ての温泉で汗を流しましょう。 先客がいらっしゃらなかったので一枚パチリ。どうです~~~?この白濁したお湯いいでしょう(#^.^#)
ここのお湯は最も好きな温泉の一つってほどに素晴らしくて大好き💛 この日も3回入ってしまいました。お陰でお肌はつるつる。 温泉のあとはもちろんこれです(笑) 東京の自宅を出る時は雨が降っていてどうなることかと思ったけれど、来て良かったねと乾杯~♪ 私たちが小屋に着いたのは1時半。そのあとはずーっと土砂降りだったので、皆さん本当にびしょ濡れで大変そうでした。私たちもこの前の北アで濡れたばかりだから他人事ではなくってね。 いい加減お酒を飲んで、お部屋に行ってゴロゴロ読書したら、いつの間にか眠っていました。
テント泊ももちろんいいのだけど、小屋泊もいいな~とつくづく思っちゃうなぁ(#^.^#)
そして5時半からはお待ちかねの夕ご飯TIME くろがね小屋名物のカレー。これがくせになるくらい美味しいのです。前回は予約が遅くてカレーをいただけなかったので楽しみにしていたカレー。おかわりもしてお腹いっぱいいただきました。ご馳走さま。 外は相変わらずザーザー雨が降っています。でも、小屋の中にいるとこういうのも悪くないなって思えるから不思議。
どうぞ、明日の朝までには止んでくださいな。星空は諦めますから青空をお願いしますね。 朝食は5時半から。温かいご飯にお味噌汁、そして温泉卵や牛肉のしぐれ煮。お腹いっぱいいただきました。
窓の外を見ると、だんだん晴れてきているの見て取れる。計画では小屋から勢至平を経由してこのまま下山しちゃうつもりだったけれど、昨日は何も見えなかったから、今日も山頂経由で下山することにしました(^^♪
最近は午前中は晴れても午後は雨降ることが多いし、山頂は晴れてても雲海が広がっていて下界は曇りってことも多いんだよと小屋番のイトちゃん。また来ますねと約束して小屋をあとにしました。 小屋前の急坂を登っていると、相棒が白い虹だよと。尾瀬で白い虹っていうのは聞くけれど、どこでも見ることが出来る現象なのかな?もっとちゃんと写真撮っておけばよかったぁ。 少し登って振り返ると雲海が広がっていました。素晴らしいお天気でテンションアップ! 真っ青な空が眩しいくらい美しくて感動しながら歩いていました。 昨日は何も見えなかったので、こんなご褒美がもらえるとは嬉しい。 沼の平の迫力ある眺め。 まさに雲上散歩だ、素晴らしい朝だ。 安達太良山の山頂はもう目の前。 ススキが風に揺れる。こんな景色が見れるなんて思ってなかったから本当に嬉しい。 [7:30]ひとり占めの安達太良山山頂!気持ちいい~~~~!お隣の磐梯山もすぐそば。 青空にジャーンプ! 雲海に浮かんで見える遠くの山々は会津の山なのかな? 何しろ貸し切りなのでタイマーで撮ってみたけど・・・私、ちゃんと辿り着けてませんて(笑)
ずーっとこうやって眺めていたかったけれど、山すそのほうからガスが上がって来てるのが見えていたので、ここら辺でお遊びはやめて下山することにしましょう。 昨日は全く見ることが出来なかった花畑ももう秋の装い。 昨日と同じ場所とは思えない(^-^; 私たちが下山し始めるとあっという間に山頂は雲に包まれてしまいました。ラッキーな時間でした。 雨を覚悟で温泉入りにやってきた安達太良山。温泉も最高レベルだし、小屋は良いし、我が家から近かったらもっともっと来ちゃうのになぁとつくづく思いました。
本当は秋の紅葉の季節にも一度来てみたいけれどね。どうかなぁ。この冬も雪が降ったらスノーシューでパタパタ歩いて温泉に浸かりに来ることにしましょう。
ゴンドラ乗り場まで来るとガスガスだった空が急に晴れて・・・ ほんとうの空を見ることが出来ました!この週末は雨にも濡れずに本当にとってもとってもラッキーでした。濡れないって素晴らしい(笑)
いつの間にか山は秋支度を始めていました。今年はTHE夏山って時期が少なすぎたから、秋山はENJOY出来たらいいなって思います。爽やかな風が吹く季節になりましたね。夏の疲れをしっかり取って秋山に備えたいと思います(#^^#) 嬉しいこと、楽しいことがいっぱいの一週間になりますように♪]]>
槍に恋した夏山歩き@蝶ヶ岳~西岳 ② 2014.8.11(月)~14(木)
http://kornblume.exblog.jp/22494019/
2014-08-20T12:00:00+09:00
2014-08-19T22:42:43+09:00
2014-08-19T22:42:43+09:00
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山 2014
喜作新道・赤岩岳手前付近から槍を眺める。
①からの続きです。暖かい山小屋でぐっすり眠ることが出来て気力も回復したし、お天気も今日1日なんとか持ちそうなので西岳まで足を進めることに決めました。 4時半に準備を終えて小屋の外へ出ると、もう空がほんのりピンク色に染まり始めていました。今日はスーパームーンの翌日なのでまん丸いお月様も一緒です。
本当ならここでご来光を拝みたいところだけれど、今日は長い道のりを歩かなくてはならないので5時前
に出発しました。 振り返ると常念岳が大きくて圧倒されてしまう。
ひんやりした空気が心地よくて昨日までとは打って変わって元気にぐんぐん登ります。やっとザックの重さにも慣れてきたのかも。 すんばらしいモルゲンロート! 穂高の山々も桃色に染まってなんて美しいんでしょう! 安曇野側からはおひさまが顔を出しました。いい一日になりそうで嬉しい。 ここから大天井岳までのトラバースは、今回歩いたトレイルの中でも一番好きになったところ。アップダウンが小さいからと息を飲むような眺めが最高です。 槍と月のコラボ 昨日までの酷い天気は何だったのでしょう?今日を盛り上げるためのプロローグだったのかしら。そんなのいらないけどね。 [6:30]東大天井岳手前は直登でちょっぴりしんどい。でもこの眺めだから頑張れちゃう。 乗越まで登ると槍ヶ岳がお出迎え。 去年は西鎌尾根を歩いて槍ヶ岳に向かったけれど、今年は表側から槍を眺めることが出来て感激!どこから見ても槍はかっこいいなー! 東大天井岳から大天井岳まではCT1:30と意外に長くて。でも可愛いコマクサもいっぱい咲いてるし。 槍さまは惚れ惚れする美しさだし。 そうそう、この日は大阪のHさんとずーっと行動を共にしました。影3人いるでしょ! ニセ大天井がいくつもあります(笑) 先を歩いていた相棒が雷鳥の親子をまた見つけてくれました。相棒もカメラは昨日の雨で故障しちゃったので今日は私のカメラでパチリ。これが限界。こんないいお天気にお散歩しているなんて珍しい。 ついつい撮ってしまう(^-^; 信州大の学生さんたちのザックの大きいこと! [7:45]やっと大天荘に到着!大天井岳はここから15分なのでザックをデポして山頂へGO! 燕岳へと繋がる稜線。今日、中房温泉からここまで歩いてくる友は今ごろどこら辺を歩いているのかな? 空いっぱいに広がる雲が綺麗な大天井岳山頂! 跳びたくなるよね(^^♪ 大天荘に戻ってコーラやらなっちゃんやらを買って水分補給。今回利用した小屋で一番、お酒も充実していたし、WCもとーっても綺麗でした。
小屋のお兄さんに生ビールを勧められたけれど、さすがにまだまだ歩くのでおあずけ(^^ゞ いつかここに泊まってみたいな。 [8:45]十分に休憩もしたので頑張って歩きましょうか。
大天荘からは山の反対側にある大天井ヒュッテまではぐるっと山を巻きながら行くのだけど、ここがなかなかの難関。 大きなザック持ってるから気をつけて歩かないといけません。ここ、疲れます(笑) [9:15]大天井ヒュッテに到着。ふう。見晴がいい牛首山にここから登れるみたいだけど、誰も登ろうとは言わない(*_*) 先に進みましょう。ここからは稜線の南側を歩くので、もう暑くてむんむんしてて大変!でもお花はいっぱい咲いていました。 びっくり平。眺めがよくてビックリなのかな? さぁ、ここからは槍を眺めながらの穏やかな稜線歩き。槍さまどーん! 早く歩くのが勿体なくて、何度も立ち止まってしまう美しいトレイル。 気持ち良さそうでしょう。 槍さま、かっこよすぎますって。 何気に登りもあったりして結構長く感じました。 ここで一番初めの写真のシーン。赤岩岳手前からの絶景。 常念岳と常念小屋も見えます。あそこから歩いてきたと思うと感慨深い。よく歩いたもんだ。 [12:00]西岳を巻きながらてくてく進んていくとようやく西岳ヒュッテが見えて来ました。長かったぁ。でも、楽しかったぁ。 どこにテントと張ろうか迷ったけれど、今日は槍の目の前別荘を立てました。
そしてビールで乾杯して、乾杯して。ビール2缶で撃沈。お昼寝タイムになりました。幸せー! 目が覚めた夕方、西岳山頂までお散歩。今日は本当に奇跡のような一日でした。 もう、下山しちゃおうと思っていた昨日のことが嘘みたい。辛かった2日間のことはもうすっかり忘れてしまっていました。 あっちから歩いて来たんだと思うと、なんだか誇らしくもあり嬉しくもあり。あんなに雨に降られて泣きそうだったのに。もう今はそれも含めて頑張れた自分が嬉しくて、こんな素晴らしい一日を与えられたことを山の神様に感謝しなくちゃね。 この写真が今回の山旅の最後の写真になりました。
夕飯を食べ終わるころには、雨がパラパラ降りだしてきて、夜中はずーっと風にテントが飛ばされるんじゃないかと心配になるくらいの暴風が吹き荒れ(テントのポールが折れて小屋に逃げ込んだ方もいたみたい)ました。3時に起きた時、この風の中は撤収するのも大変そうで、結局4時半までテントの中で待機というかうとうと。幸い雨は降っていなかったので大急ぎでテントを片付けて5時に小屋をあとにしました。
喜作新道を水俣乗越まで上り下りし、雨の降る中槍沢へと下り、横尾、徳澤・・・と長い長い梓川に沿ったトレイルを黙々と歩きました。槍沢ロッジからは傘を差してね。徳澤でもまたソフトクリームをいただいて、頑張って12時過ぎに上高地まで戻りました。長かったよー! 夏山縦走2014・・・4日間のうち晴れたのはたーったの1日だけだったけれど、その1日がダイヤモンドのように輝いた1日で、この1日が全ての辛さを忘れさせてくれるに十分値するものでした。
出来れば雨の日に稜線歩きはしたくないな。ザックの中身は何もかも濡れてしまったし、ザックカバーが飛んでいったり、カメラが故障したりと色々と課題が残りました。でも、あんなに大変な思いをしたのに、またこのルートを歩きたいなと思う自分に呆れながらも、やっぱり山が大好きなんだなぁと再確認した山旅でした。
やっぱり山はいい!早くまた山の空気を吸いに行きたくてうずうずしている私です。週末のお天気が気になる。そして相棒のカメラの修理代がいくらかも気になる。思い出に残る山旅になりました。感謝です。次はどこの山を歩きましょうか?
長いレポにお付き合いくださってありがとうございました(^^♪]]>
槍に恋した夏山歩き@蝶ヶ岳~西岳 ① 2014.8.11(月)~14(木)
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2014-08-18T21:41:00+09:00
2014-08-18T21:57:06+09:00
2014-08-18T21:41:54+09:00
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山 2014
降り続いた雨のあとの見事な夕焼けと槍ヶ岳@常念小屋 2014.8.12(火)
今年の夏休みは去年槍ヶ岳から眺めた常念岳に登ろうと決めていました。我が家はマイカー派なので出来れば馬蹄形で歩きたい。自由になるお休みは5日間。色々悩んだ挙句、上高地IIN・OUTで常念山脈を大天井岳まで、大天井岳からは西岳もしくは槍ヶ岳・南岳、そして上高地に下山という計画を立てました。
しかーし、前日まで台風が吹き荒れていて山なんか行けるのかな~って状態。台風のあとは山の天気は荒れるので前日まで悩みましたが、無理しないことを約束して上高地へと車を走らせました。
日付の変わる前に沢渡にINして車中泊。6時半のバスに乗って雨の降る上高地へ。朝の上高地は登山者だけの静かな時間。
私は暑がりなので雨カッパのズボンだけ履いて傘を差して歩くことにしました。雨が結構降ってたからカメラはザックにIN。 約2時間で徳澤に到着。久しぶりに担ぐテン泊用のザックの重さに体がちっとも慣れなくてへとへと。 とりあえずソフトクリームをいただいて休憩。 休憩している間に雨も上がったので、気を取り直して歩くことにしましょう。 [9:30]今日の目的地は蝶ヶ岳。徳澤から長塀(ながかべ)尾根を登り長塀山までがCT3:40、長塀山から蝶ヶ岳までがCT1:00 というロングコース。いきなりの急登に足がちっとも上がらないし、美しい森の中を歩くコースなのだけど、何しろ長くてキツくて(^-^; 池のようになっているところ多数。 [11:20]もう大分頑張ったと思うのだけど、まだ1/3なのね。 プチ渡渉が続いてげんなりです。ちなみにここはただの登山道です。 [12:40]まだ半分(T_T) 雨は降ったり止んだり。ずっと樹林帯の中なので変化が無いし、なかなか辛いトレイルでした。 [13:45]ようやく長塀山に到着。抜きつ抜かれつしていた方達とここキツイですねーと嘆きつつ励まし合う。 蝶ヶ岳に近づいてくると沢山の花達に迎えられてちょっぴりだけ(笑)テンションアップ! あそこが山頂かしら?もうここまで長くて心が何度も折れそうになりました。 お花たち、今日はちっとも撮ってあげなくてごめんね。もうここへ来るだけで精一杯のわたし。 [14:45]山頂付近から見えた明日歩くはずの山々。 樹林帯の中はそれほどでもなかった風が稜線に出ると立っているのも大変なほどの強風で。一瞬だけ青空も広がったけど、ホントに一瞬だけのことでした。 小屋にテン場の受付をしに行った時に撮った常念岳。これ以降風と霧に覆われて展望は全くない蝶ヶ岳山荘のテン場でした。
雨こそは降らなかったけれど、テントを設営するのも大変なほどの強風が吹き荒れていて、ソロの方はテントを張るのも大変そうでした。小屋に山バッチを買いに行った時にちょうど天気予報をやっていて、明日は朝から一日雨だと知りガッカリ。
今日もホントに体力を使ったし、この先もずーっとお天気悪いみたいだし、もう下山しちゃう?そんな弱気な会話ばかり。風に煽られて飛ばされそうなテントの中でシュラフにくるまって早々に就寝。いつも通り3時に起床して4時には歩き出すことにして、朝のお天気を見て進むか撤退するか決めることにしました。
翌朝4時、雨は降り始めていなくて、とりあえず横尾に下る分岐まで行ってからどうするか決めることに。ヘッテンの明かりでは足元を照らすのも不十分なくらいの濃霧。20分ほどで分岐。さて、どうする?もう下山しちゃいたい気持ちと常念岳に登りたい気持ちは半々。雨が降り出したけれど、小雨程度。下山しても後悔しそうだし、進むことに決めました。
私はこの日はカメラがザックの中に入れてました。一応防湿防滴のカメラではあるけれど、この雨の中で撮ることも無いし、大事なカメラなので濡らしたくないしね。 [5:15]蝶槍の山頂。ここからは激下り。雨も風も強くて必死の巻き。
名も無い峰々を越えてもなかなか常念岳が見えて来ない。晴れていれば大展望で気持ちがいいところなのだろうけれど、もう苦痛でしかない一歩一歩。雨宿りをするところも無いのでポーチをザックにしまいたくてもそれさえも出来ないくらい。
常念岳の登りが始まると、ますます風雨が激しくなるし、風に煽られないようにしっかり歩かないと飛ばされそうで。おまけに手足がだんだん冷たくなるのが分かる。相棒と励まし合いながら歩く。
常念岳の山頂の手前で相棒が雷鳥だよーと待っていてくれました。相棒が撮った雷鳥の親子。 初めはピヨピヨ泣いて遊んでいた雛たち。 風雨が強くなると母親のそばにぴったりくっついて。 母親のお腹の下にすっぽり入って風雨から守ってもらっていました。私が見たのはお母さんのお腹の下に入ったところ。母の愛ですね。
そして最後の力を振り絞って常念岳山頂へ。 [9:25]びしょ濡れで凍えながらの常念岳山頂。CT4時間のところ5時間半もかかった長い長い道のりでした。
山頂から少し下ったところが二股登山口への分岐。その鞍部で相棒のザックカバーが風に舞って飛んでいったー!(*_*; 見えていたけれどとても取りに行ける場所ではないので諦めるしかありませんでした。
常念岳から常念小屋まではCT45分だけど、これがなかなか急坂のザレザレで私は1時間もかかってしまいました。本当はこの日の予定では大天井岳まで行くはずでしたが、こんなにびっしょり濡れて体も冷え切っているのでこの日は常念小屋にお世話になることにしました。とてもじゃないけれどテントを張る気持ちになんてなりませんでしたしね。風引いちゃいますしね。
今回ほど小屋のありがたさを実感したことはないってくらい。低体温症になる寸前だったかも。
全身着替えて落ち着いたので小屋でお昼ご飯をいただくことにしました。 暖かい小屋で温かい食事に生ビール最高ですね。
午後は布団にくるまってお昼寝。もう少し寝てようかなと思ったら、同室の方が槍ヶ岳が見えてるよと教えてくださって、大慌てで起きて食堂へ。 2日間全く展望が無かったのでテンションアップ!嬉しいな~!小屋の外にも行ってみよう。 今日も一日雨の予報だったから期待していなかっただけに、嬉しくて嬉しくて。もう下山しちゃってもいいくらい。 横通岳へとつながる稜線も見えて来て。おまけに・・・ 私達を苦しめた常念岳もすがすがしい顔をして現れて。こんな優しい顔した山だったとは! この日は贅沢して小屋ご飯をいただきました。美味しかったし、一緒にテーブルを囲んだ方達との会話もとっても楽しかった。
夕飯が終わったら、また外へ出て過ごしましょう。
とりあえず気分もいいのでジャンプ~!そして今日はそばにいた若者たちとも一緒に・・・ 若さが出てる(苦笑) 彼らは今回が2回目の山登りなんですって。雨の中よく歩いてきたなーと思います。 明日歩く予定の尾根の向こうに沈む夕日。 そして沈んだ太陽に照らされてる槍の穂先が雲に影を作って穂先が2重に見えていて。 小屋前に集うみんなの顔は晴れ晴れとしていました。あんな暴風雨の中ここまで来たのだもの。なんか同志みたいな気持ちなのよね。 ザックの中身もみんな濡れちゃって、お財布の中のお札も濡れてくっついてしまったし、相棒のEOS7Dも浸水しちゃって故障しちゃったし、ザックカバーも飛んでいったりと本当に大変な一日だったけれど、一日の終わりにこんな素晴らしい景色を見ることが出来て感激でした。 この時点で翌日どうするか決めかねていた私たち。今日があまりにも辛かったのでお天気悪いならもう一ノ沢に下山しちゃおうと思ってて。でも、明日一日だけでもお天気ならば西岳まで行けるかな。一応先に進むと決めて眠りにつきました。
長くなりそうなので続きは近いうちに(#^.^#)♪]]>
星空と富士山と@大弛峠・金峰山&国師ヶ岳 2014.8.2(土)~3(日)
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2014-08-04T22:21:00+09:00
2014-08-04T22:32:58+09:00
2014-08-04T22:21:26+09:00
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山 2014
星空撮影の復習@大弛峠 CANON 5D MarkⅢ EF/24-105 F4L
猛暑が続いた東京を離れて山の中で涼みたいと思い計画していたいくつかの山はどうもお天気が悪かったり、山小屋のイベントがあったりして前日まで行先が決まらずにいました。本当ならば夏山縦走に向けてテント泊装備を担いで歩きたかったのだけれど、暑さにやられた二人はどこか涼しいところならば良くなって(^-^;
決まった行先は山梨県と長野県の県境にある大弛峠2365m(車で行ける日本で最高標高の峠)の大弛小屋のテント場。ここから金峰山(山梨県ではきんぷさん、長野県ではきんぽうさん)と国師ヶ岳に登ろうと計画しました。
晴れの予報を信じて疑いもしなかったのに、雨に降られ雷に追っかけられたりもしましたが、満点の星空と美しい富士山と、そして何よりも素敵な小屋との出会いに心が温かくなった2日間だったのでした。 土曜日の朝、勝沼から下道をくねくね走って大弛峠に着いたのは8時過ぎ。駐車スペースはすでにいっぱいでしたが、なんとか長野県側の路肩に車を止めることが出来ました。
山梨県側のアプローチは我が家のナビには入っていない林道でしたが、これがまた整備された美しい林道でビックリ。長野県側からは舗装されていないダートな道なので要注意。
この峠にある大弛小屋のテント場(25張り)1人600円をお支払いしてテント設営。小屋番さんに午後からは天気が崩れるから早く出発したほうがいいよと言われ、お天気悪くなるの?と半信半疑でしたが、急いで準備をして9時に大弛峠から金峰山に向けて出発しました。 奥秩父の山らしい美しい森の中に分け入る。大好きな森の香りに満ちた美しいトレイル。大弛峠からは大きく登り、朝日峠へと一旦下る。 そして再び登る。なんとなく超楽ちんコースを想像していたのだけど、そうだ、ここは稜線歩きなのだ。息をはずませながら進んで行く。 目指す金峰山のシンボル五丈岩があんなに先に見える。いやいや、甘く見ていたようだ(苦笑)
大きく下ってまた登り返し、鉄山の山頂を北側に巻いて金峰山を目指す。 石楠花があちこちに咲いていてとても綺麗だった。
金峰山の稜線に乗るとお隣の山が今にも雲に飲み込まれようとしていた。 小屋番さんが言ったとおりだ。もう少しで雨が降るかも知れない。 大弛峠からちょうど2時間で山頂に到着。少し下ったところで簡単にお昼ご飯にする。もうすぐ降り出しそうな空。
降り出す前にテント場に戻りたい。そう思って山頂でのんびりすることもせずに歩き足したのだが…。 鉄山下で写真を撮ったのが最後、雨が降り出した。もう少し待ってて欲しかったのにィ。
朝日岳の下の鞍部で雨具を着たと同時、雨足が強くなり、近くで雷鳴が響き始めた。
急な岩場でもハアハア言いながらも、普段では考えられないくらいのスピードで歩いた。
山で雷に追っかけられたのは初めてのことだもの、恐ろしくていつになく真剣なわたし(*_*;
トレイルは川のようになっているし、雨は強くなるし。一生懸命に歩きました。
でも、雨だけならまだしも、こんなに雷が鳴ってるのに山頂を目指して来る方も結構いてビックリ。
軟弱者の二人には考えられないな。
小雨になった13時過ぎ、雷様に追いつかれることなく無事に大弛峠に戻ってくることが出来ました。どうも一番酷い時に稜線にいたみたい(^^ゞ
********************************************
テントに戻って濡れた衣服を着替えてちょっぴりシエスタ。天気も回復してきたので大弛峠をはさんだ金峰山とは反対側にある夢の庭園までお散歩しに行くことにしました。
今まで見たことのないほどしっかりと整備された木道と階段(急です・笑)を登ること15分。見晴しのいい場所に出ました。
雨の中歩いた金峰山。美しい稜線。 長野県側のクライミングで有名な小川山の特徴的な姿も。お天気が良ければ南アルプスも見えるのかな?
散歩を終えた私達は早めに夕ご飯の準備をしながらお酒をちびりちびり。 今日は相棒のリクエストでグリーンカレーを作りました。 クスクスに野菜たっぷりのグリーンカレー!クスクスはご飯を炊くよりも簡単なので山向き食材だと思います。縦走中は質素な食事しかしない(持って行かない)けれど、こんな一泊のおまけにテン場まで一分の距離ならではのメニュー。
ちなみに写真のクスクスは2人分。クスクス1/2cup、塩少々に熱湯1/2cupを加えて蓋をして15分置けば出来上がりです。
食事を終えたと同時にまた雨が降り出して。楽しみにしていた星空も全く見えないし、寒くて寒くて。それでも夜中は晴れてるはずと2時に起きようとアラームをセットして、シュラフにくるまって早々に就寝したのですが・・・
お隣にテントを張っていたボーイスカウトの子供達の『星が綺麗、こんなの見たこと無いね』と話している声が聞こえたのは8時過ぎ。一眠りした私は静かにテント場を抜け出しました。 この日は三日月が輝く夜で8時の時点ではまだ月が出ていて空が明るくて。 先週の星空撮影は全く満足のいく写真が撮れなったので今回はリベンジしたいと思っていて。前回はSIGMA 20mmF1.8のレンズを使ったのだけど、今回は普段山に持って行ってる標準ズームレンズで撮ってみました。 設定を変えながら試行錯誤。満天の星空の下の静かな夜。夢中になって1時間半も撮っていました。
テントに戻ると相棒の姿が消えていて。相棒もどこかで撮っているのだろうと思って寝ていたら夢の庭園まで行って来たと。 甲府盆地が明るくて苦戦したみたいだけれど満足そう。私がどこで撮ってるか分からなかったらしくて、真っ暗な夢の庭園まで行ったのかと心配して行ってくれたのだとか。私も行きたかったけど一人じゃ怖くて行けなかったので、ずっと峠で撮ってたのでした。
寝る時間が無くなったので、2時起床を3時起床に変更。結局テントを出たのが3時半。
日の出までに国師ヶ岳に行けるかな?三脚とカメラとおやつだけ持ってダッシュ!キツイー!
朝焼けに間に合いたいと必死で普段では考えられない速さ(笑) 国師ヶ岳に着くころにはヘッドランプの明かりもいらないくらい明るくなっていましたが、なんとか間に合いました(^^♪ 見えるかな~ってドキドキしながら行ったのだけど素晴らしい富士山が待っていてくれました。 ほんの少しずつ染まって行く空。 山頂には私達以外にも4人の方がカメラを構えていました。みんな息を止めて祈るような気持ちで富士山を見つめていました。 南アルプスもだんだん染まっていきます。感動の嵐。 もっと真っ赤に染まるかなって思っていたけれど、この日はほんのり優しいピンク色に染まっただけでした。でも十分に美しい。早起きしてきて良かった! いつまでもいつまでも眺めていたい。素晴らしい朝の始まりでした。
大弛峠に戻る途中で折角だからと北奥仙丈岳に立ち寄ることにしました。 わ~~~~~なんて素敵な眺めなんでしょう!金峰山の向こうには八ヶ岳の美しい稜線がクッキリ。 でも、私の心に1番響いたのは南アルプスまで続く青い山波。なんて、なんて美しいのでしょう。 静かな山頂は興奮に包まれました(笑) 予想もしていなかった景色との出会い。やられました。 北アルプスの稜線も美しい。今日の山頂はどこも歓喜に満ちていることでしょう。 こんな眺めだもの、ジャンプしたくなっちゃうよね(#^^#)
北奥仙丈岳からは富士山は見えないのだけれど、とーっても素晴らしい展望の山でした。素晴らしかった! 戻りながら前国師岳。 ここからの富士山もなかなか美しいです。
登りは息も絶え絶えだったけれど、下りはあっという間。もう一度夢の庭園に寄り道して帰ろう。 昨日は見ることが出来なかった南アルプスの稜線が綺麗。金峰山も朝日に照らされて輝いて見えました。
テントに戻ったのはまだ7時過ぎ。もう大満足なのだけど、一つ心残りがあって。 じゃーん、大弛小屋名物(朝)カレー!野菜たっぷりで美味しかったですよー!
カレーをお願いしたのは大弛小屋の小屋番さんとお話をしたかったことも一つの理由。なぜなら峠の公衆WCの行き届いた掃除にも大いに感銘を受けたし、小屋で集っている皆さんの和やかな雰囲気にも何故だか心を惹かれるものがあったし。
そしてテント場の受付をした時に読んでくださいねと渡されたメモをもう一度見せていただきたかったし。 『これを読んでね。そしてちゃんと守れるならどこでも好きなところにテント張っていいよ』って言われたんです。20時過ぎても煩いサイトがあったら僕に言いに来てね、僕が注意しに行くからとも。
今まで山のテン場でこんなメモを読まされたことは無かったけれど、こういう意識を持ってテント泊をさせてもらうってことは大事なことだと思うのです。特にここみたいに車ですぐ前まで来れちゃテン場ならなおさら、キャンプ場の気分で来て大騒ぎするってことも十分あり得ると思うし。
山小屋でも同じだけれど、他人に迷惑をかけないというのは大事な気をつけなければいけないことだと思う。私も反省することがいくつもあるけれど、気をつけて気持ち良く過ごせるように努力しないといけないなと思いました。 先代(義理のお父様)から引き継いで小屋をまかされている小屋番さんは、私達にカレーを準備してくださってたら(喫茶は朝8時より)トイレ掃除グッズを抱えて20分くらい留守にするよーと笑顔で去って行かれました。あのピカピカのトイレはこうした努力の賜物によるんですね。頭が下がりました。
そして、耳寄り情報!この小屋はご飯が美味しくて有名なのですって!テント泊でも夕飯を頼めるんだよと常連さんにお聞きしたので、秋になったら(涼みに来たくなったら)またお邪魔したいなと思います。美味しいご飯と聞いたら気になりますもん。 とっさに決めた週末のプランでしたが、雷に追っかけられもしたけれど、星空と富士山とそして、素敵な小屋に巡り合えてとーっても心が穏やかな晴れ晴れしい気持ちになった、そんな週末でした。紅葉の時にも来てみよう。そんな話をしながら峠をあとにしました。
今週末からは待ちに待った夏休み休暇!1年に一度の長い縦走が出来るお休み、出来れば青空の下を歩きたい。暑さに負けないでこの1週間を過ごしていきましょう(^^♪]]>
花と星空のしろうま散歩@白馬栂池 2014.7.26(土)~27(日)
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2014-07-30T23:26:00+09:00
2014-07-31T16:12:38+09:00
2014-07-30T23:27:19+09:00
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山 2014
朝と晩だけは美しい空を楽しめた栂池より。
今回で4回目となるSuntoryオールフリー×ヤマケイのツアーは、今年は北アルプス白馬応援・栂池・白馬乗鞍岳・白馬マナーアップキャンペーンということで、白馬周辺の山々、そして広くは登山全体における登山のマナーと自然・環境問題を考える時間になりました。
今回、訪れた栂池周辺は1970年代にスキーリゾートとして発展したので、ゴンドラで栂池自然園までひとっ跳びで行くことができる場所。
東京駅から初めての長野新幹線に乗り長野駅まで行き、長野駅からはマイクロバスで栂池高原へ。栂池パノラマウエイ・栂池ロープウエイを乗り継ぎ自然園までやって来ました。 栂池高原は晴れて青空も見えていたのに、ロープウエイを下りるとなんだか今にも泣きだしそうな空。晴れの予報を信じて疑ってなかったのだけれど、まさかの展開に!
予定では、この日は自然観察園の散策、そして翌日白馬乗鞍岳までの登山でしたが、日曜の天気予報のほうが悪かったので急遽予定を変更して、白馬乗鞍岳の途中の天狗原まで行くことになりました。
登山口ではヤマケイ編集長さん方が登山者にごみ袋やちらしを配って登山者にマナーアップキャンペーンの案内をしていました。私達もゴミ袋などをいただいて準備体操をしたら出発です。 アルパインツアーのガイドさんに導かれてみんなで歩いて行きます。なんとかお天気がもってくれるといいな。 白馬周辺は花の山ということもあり、登山道の脇には可愛らしい花が沢山咲いていました。
登山道の脇に咲く花々がこうやって毎年咲くために登山道の整備も大事だし、登山者が登山道以外を歩かないことや、ストックで登山道を荒らさないということもとっても大事なこと。 ストックにはかならずキャップをつけること。これもとーっても大事なことなんです。 自分一人なら大丈夫だなんて思わないで、みんなで小さなことを守ってこの小さな花々を守っていかないと、近い将来私達がこうやって山歩きを楽しむことも出来なくなるかも知れません。 実は3年前に栂池から白馬へと歩いたことがあるのだけれど、ずっとザーザー降りの雨の中だったので、ほとんど何も覚えていなかった。ただ、その日も今日と同じくらい蒸し暑くてたまらなかったっけ。 汗だくになって辿り着いた雪渓の上はひんやりして心地よくて。もうここが今日のゴールでもいいいくらい(^-^;
でも、山ノボラーの皆さんの集まりだもの、少しでも高いところ(涼しいところ)へ行きたい。あとひと登りで天狗の庭だって。 天狗原に着きました~!3年前の記憶には全くない場所(笑) こんなところ歩いたっけー!?
白馬乗鞍岳まで歩くには時間が足りなかったので、今日の山頂はここになりました。こういう見極めも大事です。さっきまでの蒸し暑さが嘘のようで涼しい風が吹いていて心地よい湿原。そう、ここは大好きな高層湿原が広がっているのでした。 とりあえず、ここでオールフリータイム!汗を流したあとのオールフリーはめっちゃ美味しい。ごくごく、プハー!
オールフリーはノンアルコールなので下山も安心だし、カロリーオフだから安心して飲めるのもいいですね(#^^#)
さて、今回このツアーにはプロカメラマンの中西俊明さんがご同行してくださっていて、私達に写真のアドバイスをしてくださることになっていました。とっても優しくて気さくな方! アドバイスされたことを心に思い浮かべながらパチリ。 どこをどうやって切り取るかいつも考えていることだけれど、改めて意識しながら撮ってみる。 花のバックの色にも気を配りながら撮ることも大事なこと。 いつもよりホワイトバランスを変えてみたりしてのんびり撮影するのは楽しいな。 稚児車の花穂も湿原にゆらゆら揺れて。 山めしの撮影をしている方もいたり。 わたすげぽわぽわにもまた会えました。
そうそう、写真を撮ることに夢中になって山の自然を守るためのルール違反をすることがないか自分も含めて大いに反省する必要があると思うんです。 最近のことだけれど、尾瀬では湿原の中に大きなカメラザックを放り投げて三脚を立てている方や、乗鞍岳でもその方は何度も何度もロープの中に入り込んで携帯カメラでコマクサを撮っていたり。
駒止湿原でも木道が狭くて一方通行なので土日は三脚も一脚も禁止って書いてあるのにもかかわらず、三脚を湿原の中にいれて撮影していたり。いい写真が撮りたいというのは分かるけれど、大事な自然を守るためのルールを違反して撮るのはいかがなものかなと思う場面に度々遭遇することがあって、同じ写真が好きなものとして心が痛むことが多くあるのです。 湿原がどれだけの年月をかけて出来たものなのか考えたら、自分の不注意によってそれを台無しにするようなことが決してあってはならないと思うんです。急な斜面に咲く花を撮りたいがために登山道を離れたりするのは自己満足であって、そんな風にして綺麗に撮ってもらっても花は喜ばないよね。
植物を採取するってことは論外だけれど、それに匹敵するようなマナーの悪い行為は決してしないようにしましょうね。
この日の下りは、なーんと中西先生と写真のお話しながら、写真を一枚も撮らないで下山(笑) でも、とっても有意義でした。いつかヤマケイ写真教室も行ってみようかしらん。
下山後はアンケートに答えました。 ①登山道保護のためにストックには先端にキャップをしてください。
②高山植物保護のため、登山道を離れたり、ストックを登山道以外に突かないようにしてください。
③山のトイレにはチップを払ってください。
④登山道に落ちているゴミを拾いましょう。←よく飴の包み紙は落ちてますよね!
⑤登山届をだしましょう。
当たり前のようだけど、気をつけていかなければならないこと、改めて頭にインプットしました。
さて、今宵の宿は栂池ヒュッテ。お部屋もお風呂も山小屋というよりは旅館並みの快適さ。そして夕飯も肉に魚まで出るフルコースで豪華。サントリーさんからはプレモルにハイボールの差し入れもあり、もうすっかりみんないい気分。
でもでも、今日は新月で星空を見るには最高の夜。飲んだくれてばかりいる訳にはいきません。このために重たい三脚も担いてきたわけだしね。どうかな~星は見えるかな? さっきまでは霧の中で見えなかった山の稜線が見えてテンションアップ。
中西先生に教えていただいてカメラの設定は明るい部屋でしておいて、自然園の中へ星空撮影しに行くことにしましょう。 もう少しよく撮れてるかな~って思ってたのだけど、それでも嬉しい満点の星空が分かるかな。 初めて星空撮影をした人も多くてみんなの嬉しそうな声は真っ暗な湿原に響いていました。
木道のベンチに寝転がって星空を眺める。この日は全く寒くなくてこのまま、ここにお布団をしいて寝たいくらいでした。星空撮影、もっとちゃんと撮れるようになりたいな。
翌日は4時半にヒュッテ前に集まって夜明けの空を楽しみます。 山の朝はいつもすがすがしくて気持ちがいい。この日の朝もいい空気が流れていました。 自然園からは山が見えたのは少しの時間だけでした。 それでも、空は赤く染まってとっても綺麗でした。
この日は白馬乗鞍岳に登る方達と自然園を散策する2チームに分かれました。私はもちろん自然園チーム。青空が見えていたら登ったと思うけれど(^-^;
朝のお弁当をいただいていたら雨がザーザー降りだしたので、食堂で中西先生に写真の基礎を教えていただいて過ごしました。それでも雨が止まなかったのだけれど、色々教えていただいたことを試したくて雨具を着て自然園散策に出かけました。 初めは小雨だったけれど、途中からはざんざん降りになって傘を差してもずぶ濡れ。 それでも可愛い花に癒される私達。 栂池自然園は中部山岳国立公園・第一特別地域に指定され、標高1900mに位置する100ヘクタールの広さを持つ高層湿原で、ほとんどの皆さんは初めて歩いたのだけれど、よく整備されていてお花もいっぱいでとっても素敵な場所でした。 この雨の中なのに観光客も多くて驚きました。傘もささずにビニールガッパでびしょ濡れになっていて気の毒だったけれど。 時間の関係で浮島湿原まで中西先生に案内していただいて歩きました。 白馬に登る登山者はなかなか立ち寄るチャンスがないかもしれないけれど、家族連れでのハイキングなんかにも最適かも。白馬三山が眺められる日だったら最高に楽しいのではないかしらん。
雨の中を頑張って白馬乗鞍岳に登った仲間が戻ってきて(お疲れ様!)パッキングをして下山します。 どよーん(笑) 私は白馬とはどうも相性が悪いみたいだ。
栂池高原に着いたら、青空が広がってきました。お天気には恵まれませんでしたが、それでもとーっても楽しくて有意義な2日間になりました。楽しみにしていた星空撮影もなんとなくは出来たし、山の自然を守って行く気持ちも新たになったし、なんといっても素敵な仲間達と一緒に過ごした時間は素晴らしく楽しくて、今回も参加させていただいて良かったなと思いました。
今回参加したブロガーさんのブログ(HN五十音順)
キキの子連れ山歩き
続・工場長の「山ばっかり酒ばっかり」
荒野にて
たけさんの山歩き
からだよろこぶろぐ
ねずみのやまのぼり
まゆちゃんの山登り
もえここが行く
モモと豆のOUTDOOR LIFE
山と野と
二日間お世話になった中西俊明先生、ヤマケイのKさん、アルパイツアーさん、朝日広告さん、サントリーさん、今回も色々とありがとうございました。
ヤマケイオンライン・白馬マナーアップキャンペーン
山で飲むならオールフリーキャンペーンサイト この美しい愛する山々の自然を守って行く努力を続けて行くこと、時にはそのために何か発信していくことを約束してこのレポを終わりにしたいと思います。 おしまい。
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